自分の話ではないけれども。
生きていくと言うことは、やはりなかなか難しい人にとっては本当に難しいものであって。
自分だけの人生であるならば、まだ話はシンプルなのかもしれないけれども、人としての時間を積み重ねることで、人生は人と人との接続であったり衝突であったり、よりその複雑さを増していくものであって。
摩擦の発生しない人生などはあり得ないものではあるが、それを緩和する力が備わっているか否か、自分以外に頼れる人がいるか否か、それによって摩擦係数は大きく異なってくるものであり。
そのようなことをつらつらと考えながら、このアルバムを休み休み聴いていた次第。
このアルバムに歌われる人生の一端、その重さを噛みしめていたのかもしれない。最早宇多田ヒカルはそのような存在。