音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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初恋 / 宇多田ヒカル (2018 96/24)

自分の話ではないけれども。

生きていくと言うことは、やはりなかなか難しい人にとっては本当に難しいものであって。

自分だけの人生であるならば、まだ話はシンプルなのかもしれないけれども、人としての時間を積み重ねることで、人生は人と人との接続であったり衝突であったり、よりその複雑さを増していくものであって。

摩擦の発生しない人生などはあり得ないものではあるが、それを緩和する力が備わっているか否か、自分以外に頼れる人がいるか否か、それによって摩擦係数は大きく異なってくるものであり。

そのようなことをつらつらと考えながら、このアルバムを休み休み聴いていた次第。

このアルバムに歌われる人生の一端、その重さを噛みしめていたのかもしれない。最早宇多田ヒカルはそのような存在。

初恋