音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ブルックナー:交響曲第8番 / ネルソンス, ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (2021 192/24)

自分以外の他者に向け、祈りを捧げる事案が訪れる。昨日までの山荘行き直前にその事実が判明したので、今回は気持ちの整理をつける山荘行きでもあったのです。

その者に対して自分が今出来ることは祈ることだけなのだと。

そしてブルックナー。この音楽は祈りに通じる何かがあるように思いながら聴いていた。祈ると言う行為は静かなるものなのかもしれないが、その中にも起伏はあるのだろうと。

音楽にも祈りが宿るとするのならば、それはアニミズム的な要素に頼っての祈りなのだろう。

この祈りを持つ期間は長くなるのか、それともあっけなく終わってしまうのか、それはまだ分からない。いや、終わってみるまでは全く分からない。

それならば、祈るという行為を自分の生活の中に取り入れ、それを日常とするまで。

それが自分にとっての重荷にならない程度に。