赤坂BLITZから4年ぶりの上白石萌音ライヴ。この間に知名度が一気に上昇して、会場も一気に東京ガーデンシアタークラスに。こんなに大きなホールで見ることが出来る日がやって来るとは。
書きたいことは沢山あるのだけれども、書けば書くほどに無粋になっていくのを感じるほど。
それほどまでに歌い、ステージ上を動き回る上白石萌音さんの勇姿は、4年ぶりとは思えないほどに歌手としての存在感が大きくなっていたのであります。
もう、萌音さんの歌がそこにあった、そこに居合わせたと言うその事実だけで、自分にとっては十分であります。
スペシャルゲストの大橋トリオさんとのデュエットも大人の雰囲気で、この上なく素敵な一時、ハイライトでありました。
もう、これ以上何を言おう。
なお、今回のライヴは東京都内が緊急事態宣言下と言うこともあり、正直一瞬参加をためらいました。それでも「これを逃すと、もう上白石萌音さんのライヴチケットは入手出来なくなるかもしれない」との危機感をおぼえて参加した次第です。
そのような葛藤を含めて、見てよかった、聴いてよかった、実在する歌としての意味合いを強く感じる取ることの出来るライヴでありました。
なんだかんだで色々と書いてしまいましたが、最後に。
オープニングに「世界中の誰よりきっと」を持ってきたことは、その歌詞、特にファーストヴァースに重みを持たせたかったのだなと、歌われた瞬間に感じ取りました。
まさか、もう20年以上も聴いているはずの曲の歌詞に、ここまで世情を重ねることが出来るとは。
そこで恐れ入った瞬間に、もう実は上白石萌音さんの世界に全て呑み込まれていたのです。
本当に素敵なライヴでした。より一層上白石萌音さんの歌が好きになってしまったのであります。