音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ブラームス:交響曲第1-4番 / ラトル, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (2008/2014 44.1/24)

なんかこう、グッと来るブラームスは持っていないものかとNASを漁ってみたら、これが目に止まった。

過去ログを読むと、第4番をえらく気に入っていたようだけれども、さて、今聴いてみるとどうなのだろうか。ラトルとベルリン・フィルとの組み合わせは、あまり信用していない偏屈な自分がいるのも確かで。

とりあえず第1番を聴いてみる。

あれ?こんなに重厚かつふくよかな演奏だったっけ?ネットリと、でも、グイグイ進んで行くかのようなブラームス。音が匂い立つかのように、とにかく芳醇。

「これって21世紀になってからの録音だよね?」と再確認してしまうほど。

これはひょっとしたらひょっとして、と思いながら、結局ブラームスの交響曲全4曲を聴いてしまった。

実に満足であります。自分のライブラリにはブラームスの自分的決定打が存在しないなどと思いこんでいたけれども、いやはや、持っていたじゃありませんか。

自分の好みが変わったのか、それともこの組み合わせのブラームスが突出して素晴らしいのか、それはまだ分からないのだけれども、現時点で言えることは、ガッツリと聴ける、自分好みの、これぞ求めていたブラームス交響曲集である、と。

少しばかり、ラトルのことを見直しました。最近、ラトルを見直すことが増えてきたな。