音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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犬は吠えるがキャラバンは進む / 小沢健二 (1993/2021 FLAC)

28年越しのリマスタ盤、購入致しました。

購入しなければ嘘でしょうというほど、自分の中での存在が大きいJ-POP作品。

歳を重ねるにつれJ-POPから離れていく人も多いだろう中で、この作品の存在だけは忘れずに心の片隅に置き続けて欲しいと思える作品。

愛おしい作品。

51分間の内省的な私小説とも言うべき世界観は、28年と言う時間を軽く飛び越えて、風化もせず、いやむしろ今聴くからこそ鈍色にでも輝いている存在であると言える作品。

より多くの耳にまだまだ見出され、また、見直されて欲しいと思える作品。

煌びやかさが持てはやされがちなJ-POP界において、そのシーンに大きな楔を打ち込んだ、そして金字塔でありマイルストーンでもある作品。

今の自分にもしっかりと届く作品。

届き続ける作品。

犬は吠えるがキャラバンは進む (完全生産限定盤)(2枚組)