音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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かつてのエモ、いまのエモ。

今日から10日間の冬休み。

1時間ほど軽く寝落ちをした後は、いつものリスニングタイムに突入する。

今月になって導入したヘッドホンリスニングシステムの音もようやく納得行くものに仕上がり、自分好みの音を鳴らしてくれるようになった。

今晩のイントロダクションに選んだのは90年代の、かつて「オルタナティヴ」と呼ばれていたロック。歪み、そして時にドリーミーな響きを持ったギターが、耳に激しくそして滑らかにすべりこむ。

思わず何かを書きとめたくなり、愛用のメモパッドによしなし事を書き殴り綴る。

「エモい」と言う言葉が頻繁に使われるようになり、ある程度の共通言語となりつつある今。僕らはこれらのロックをエモと称していた。「エモいロック」と言えば大抵通じた。狭い音楽コミュニティの中では。それも最早自分がまだ若さに辛うじてしがみついていた頃の話。

今、この瞬間の自分はかつてのエモさを振り返りながら、今に表すエモさとの共通項を探ってもみる。それもまたよしなし事。

自分の時間はそのようなよしなし事の蓄積である程度表されるのかもしれない。音楽がシークバーの動き、その時間の遷移とともに進んでいく様は、その進んだ時間軸の蓄積が時間の浪費であると訴えかけているようでもあり。

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殴り書きの全貌