久しぶりに24bitボックスセットを紐解いた。そこからこのアルバムを。
S&Gのパブリックイメージはフォーキーで繊細なそれなのだと思うのだけれども、アルバムとして聴いた際には結構ガチャガチャとにぎやかな音が駆け回っていたり咆吼していたりと面白いことになっている。
それこそがただのフォークユニットとして終わらせない、オンリーワンと言う意味においてのユニークさを持たせているのだと思うのだよね。
そしてその音的なオーバープロデュース感が逆説的にメロディの繊細さを引き立てていることにも気付かされるわけでして。
パブリックイメージって、本当に一人歩きしてしまうものなのだな。それだけで人を分かったような気にさせてしまう怖さがあるわけで。