21時過ぎまでは記憶がある。そこから1時過ぎまで寝こけていた。
目が冴えている。
今日も仕事だが、マーラー第5番。バーンスタインの雄々しい指揮で。
真夜中のマーラーは猛々しくも美しく鳴り渡るからか、夜の孤独を感じるのには相応しい。
孤独とは独りであることではなく、パーソナルな時間を愛すること。自分の中にある得体の知れないものを眺め愛でること。
音楽によって掘り起こされるそれを慈しみ、そしてなだめること。
心をささくれ立たせるも、丸く保つも、音楽の力を借りることで自由自在に。
年を経れば経るほどに、音楽は自分の中でかけがえのない存在となってきた。
そのようなことをつらつらと考えているうちに、マーラーは進む。