2022-11-15 宜候 / 槇原敬之 (2021 96/24) 心と音楽 風の向くままに舵を取り、宜候と叫んでみたとしても、その行き先は未だ見果てぬ夢の地なのか。自らが声高に掲げた標榜は、自らに刃として突き刺さることもある。諸刃の剣を持ちながら、人生のどれだけの時間が暇つぶしなのだろうかと考えてみたところで答えなどありはせず。ただそこに立ち尽くしているだけの時間でさえも、自らを蝕み傷つけていく。今日はどこへと向かった。明日はどこへと向かう。なんと長い暇つぶしなのだろうか。この「人生」と言うものは。