これもあまり聴き込めていなかった作品かな。どのような作品であったかすらも記憶に残っていなかったのであえて聴いてみた次第。
第一楽章で「ポール・モーリアかよ!」とツッコミを入れたいフレーズが出てきてずっこけたり、第二楽章は自分が勝手に描いているラフマニノフ像が現われてきてニヤリとしてみたり。
そして最終楽章でいきなりラフマニノフに牙を剥かれたような気分に。唐突に厳しいピアノの世界が垣間見られたのですよ。これでもか、これでもか、とね。これを弾きこなすのは相当に至難の業だろうなとも思ってみたり。
眼福ならぬ耳福。クラシックにまみれて、よい夜だ。