Disc5をようやく聴いた。
この多幸感と現役感はどこから現れてくるものなのか。
それがこのディスクを聴いて感じたこと。キラキラからギラギラまで、BUCK-TICKのメンバー全員がそこに向かって欠ける要素なく演奏をし歌い上げることに鍵があるのか。
初めて聴く曲ばかりがここには収録されているが、そのどれもが意味のあるピースとして燦然と輝いていることに目眩をおぼえるほど。眩しすぎるのですよ。
「Ver.2021」と銘打たれた「JUST ONE MORE KISS」が流れてきた瞬間に、その眩しさは極まったと思いましたね。この明るさは危険過ぎる。その明るさがとてつもない生命力として目の前にあふれかえっている。そりゃ現役感もあるわけですよ。枯れている要素が何一つとして感じられない。
と、ようやく5枚組を最後まで聴き通せたわけですが、BUCK-TICKというバンドの底知れない深みの淵を見たような気にさせられるコンパイルでしたね。これだけの大ボリュームでありながらも、飽きさせる要素が何もない。
これは確かにバンド界における日本の国宝だわ。大きく見直しました。