音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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2024年のライヴを淡々と振り返るよ

あっという間に今年も残すところあと1ヶ月と数日。

今日のかつしかトリオライヴに参戦しながら「今年はライヴに行き過ぎた気がするな。あとで簡単に振り返るか」などと思ったのです。メモすらしていなかったライヴもありますがゆえ。

以下、メモします。

◆おしながき◆
3/13:三波春夫メモリアルコンサート(三山ひろし、五木ひろし他)@NHKホール
3/24:三浦大知@有明アリーナ
4/14:Avishai Cohen@BLUE NOTE TOKYO
5/2: DEZOLVE@BLUES ALLEY JAPAN
5/15:COMPLEX@東京ドーム
5/20:Eliane Elias@BLUE NOTE TOKYO
5/26:雨宮天@大宮ソニックシティ
9/7:矢野顕子@江戸川区総合文化センター
11/24:Saigenji@下総中山 Soul Bar 77
11/26:かつしかトリオ@東京国際フォーラムホールC

◆淡々と振り返るよメモ◆
3/13:三波春夫メモリアルコンサート(三山ひろし、五木ひろし他)@NHKホール
三波春夫の没後周年イベントの一環。昨年観た三山ひろしの単独公演に比較するとやや薄味の内容ではあったものの、新旧演歌歌手を拝めたことはなかなかよい経験になったかと。

個人的に「器用貧乏」のレッテルを密かに貼っている五木ひろしが、やはり偉大なる器用貧乏であるのだと証明してくれたのもナイスな体験談になってくれた。

ノーマークだった辰巳ゆうとが意外とよかったね。若手(と言うほど若手でもないのだが)演歌歌手は、演歌界における氷川きよしのデビューショック以降着々と育っているのだね。

3/24:三浦大知@有明アリーナ
観た!聴いた!感じた!

とにかく素晴らしかったのです。五感を揺さぶるダンスと歌。今観ておくべき国内アーティスト、その筆頭でしょう、間違いなく。ショーともエンタテインメントともいえ、そのパフォーマンスは完璧の一言。

あまりにも感動してしまったので、ライヴBlu-rayも買ってしまったのですよ。

4/14:Avishai Cohen@BLUE NOTE TOKYO
最新の海外ジャズがどのようなことになっているのか、その一端を知ることが出来た貴重な体験。アヴィシャイ・コーエンがリードするベースに乗り、若いプレイヤーがフックアップされる機会を得て、ビシッと演奏を決める場面があちこちに散りばめられ、非常に見応えのある内容でした。丁々発止のジャズとはこういうことを言うのかと。

5/2: DEZOLVE@BLUES ALLEY JAPAN
ゲストに川口千里を迎えてのツインドラムライヴ。何かが狂っていた。それでもドラムの厚い層の隙間をかいくぐるかのようにして主張してくるメロディ隊の強さは、今のDEZOLVEの魅力を表現しているようにも思えたのです。

5/15:COMPLEX@東京ドーム
チャリティーライヴとは言え、あの二人が今でもまだまだ第一線でやっていることの奇跡を表現するには最高の会場だったのではないかと。5万人のシンガロングが文字通り会場を揺らすのだと、あの80年代、90年代の熱の亡霊の行き着いた先を肌で感じられたことは貴重な経験になりました。

5/20:Eliane Elias@BLUE NOTE TOKYO
イリアーヌ・イリアスを観に行ったはずが、ドラマーにあてられて帰宅したことを今でもはっきりと記憶しています。ドラムソロが演出したサンバのビッグバン、誕生から今に至るその軌跡を描いた演奏は実に衝撃的でした。

ドラムという楽器の可能性は、これほどまでに広いものなのかと。

5/26:雨宮天@大宮ソニックシティ
声優の声優たるゆえんのライヴ。それは観客を声のチャームで魅了してナンボなのだと知ることが出来ました。舞台演出も秀逸で、中盤の物語仕立ての3曲ははっきりと印象に残っているのです。ストーリーを仕立てるのが本職だったなと、今になって思えるのですよ。

実はこのライヴツアーのBlu-rayも購入してしまいました。あの中盤の演出を再び堪能したいがために。

9/7:矢野顕子@江戸川区総合文化センター
音楽を高純度な物に濾過していった、その経験と人生の積み重ねの先にあるものがこういったスタイルなのだろうと実感するに至った内容でしたね。

ピアノという楽器が魂の一部であるかのように感じられる、いや、それをもしかしたら感じさせない、目の前にあるもの全てが音楽の総体であるともいえるのではないかと。

11/24:Saigenji@下総中山 Soul Bar 77
十数年ぶりの生Saigenjiは、観客15人程度で一杯になるバーでのインストアライヴ。氏の歌がギターがフルートが、とにかく圧倒的熱量を持って目の前に迫ってくるのです。これに感動しないわけがない。

終演後に少しお話もさせてもらい、過去に自分が書いたSaigenjiレビューをしっかりと読んで頂いていることにもまた感動。「フラットに音楽を愛している方の文章だと思います」と言われたことは一生の宝物にします。

11/26:かつしかトリオ@東京国際フォーラムホールC
今し方観てきたライヴ。3人の合計年齢がジャスト200歳。そこにあるのは老いなどでは全くなく、1,500人の観客を巻き込んでのハイカロリーな演奏を繰り広げることが出来るのだと、生きるためのヒントのようなものを与えられたような気もしています。

それにしても3人のフィジカル的な姿勢によさよ。すっくと背筋を伸ばして演奏していました。そこにもまた、枯れずに生きる上で必要なものは何であるかと教えられたような気がするのです。

演奏の内容は、まぁ、期待通り、いや、期待以上の変態紳士でしたけどね。あの人達には絶対に第三の腕があるよ。

◆最後に◆
今年はあと2本ライヴ観戦が控えております。今年は合計で何本観たのですか?若い頃ならまだしも、この歳になってまだまだ観るのかと。

ええ、観ますとも。こうなってきたら命尽き果てるまで、音楽と心中するのも厭わないスタイルで残りの人生を突き進むのみですよ。