音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

宙 [sola] / クレヨン社 (2007)

ふとそのユニットの存在を思い出してYouTubeで数十年ぶりに聴いてみたところ、一気に涙腺が弛んでしまったので購入。「地球のうた」は反則技だ。

詞は痛みと宇宙を歌い、音楽はどこか懐かしいサウンドを奏でる。それは80年代から90年代に見られたメッセージソング&地球への回帰なのだろうけれども、それを21世紀に入った今に聴くことで不思議と説得力を持って届いてくるような。それは自分も歳を重ねたことに影響されているのだろうけれども、そうではない普遍的なメッセージがあり続けるということを今に証明しているようにも思える。素朴だけどストレートに胸を打つ音楽。そういう楽曲を欲する歳になってきたということか。

Tales of the Exonerated Flea / Horacee Arnold (1974/2011)

『空洞です』での軽い解脱から回復するためにiTunesをめくってチョイス。うん、このテーマを据えないアンサンブルの進行が時にこの上ない心地よさをもたらす。主題がないといえばそれまでだけれども、参加しているアーティストが自分のカラーを出すために演奏していると考えると、これはこれで結構楽しみどころが多い気がするのだ。