カヴァー作品
B'zギタリストTAK MATSUMOTO(松本孝弘)による21年ぶりのカヴァーアルバム第2弾。前作は当時ビーイングに所属していたシンガーをメインにフィーチャー、フックアップしていたのに対し、今作では幅広いシンガー、ボーカリストを大々的に迎えての豪華絢爛な一…
このアルバムからもう22年も経ったのですか。その22年の間でJ-POPを取り巻く事情も大きく変わり、楽曲はより短く、より強い瞬発力でリスナーに訴えかけられるようになった。前奏がなくなり、間奏がなくなり、後奏もなくなり、巷に溢れる曲の多くは3分台にま…
前半の超絶アッパーかつハイエナジーなカヴァーも大変非常にこの上なくよろしいのだけれども、終盤「Human System」から「ELECTRIC PROPHET」への緩やかな流れがとにかく秀逸。このカヴァー集での最大のハイライトはラスト2曲ではないかと思えるほど。シンプ…
リリースされていたことをすっかり失念しておりました。ようやく入手。香港evosoundが誇る歌姫、その一人、スーザン・ウォンの最新作。今回は日本人ミュージシャンを迎えてのアルバムとのこと。聴き始めるとこれまでの彼女のアルバムが持っていたハイファイ…
なんとなくメタル系な気分だったので、Spotifyのプレイリスト頼みで再生してみたのです。好みか否かのジャッジを楽曲の頭1分ほどで行う、実にサブスク型な音楽の聴き方をしつつ、「ん?」と思ったのがこのグループ(バンド?)。女性3人組でメタルを演奏する…
全曲ZARDのカヴァーで構成。ごめんなさい。数回聴きましたが、需要の先が微妙に分からないのです。今ではZARDの音源ならばサブスクで聴くと言った手立てがあるので、新規にZARDへと興味を持った人が、あえてこのカヴァーを選択する理由も動機も薄いように思…
ジャンク フジヤマ初の全曲カヴァーアルバム。これまでもカヴァーを数多く、積極的に展開していたこの人のことなので、意外と言えば意外。楽曲単位でのカヴァーがメインだったのか。これまでも気が向いたときなどに聴いてきた彼のヴォーカルなのだけれども、…
あ、これ、よい。とてもよい。ギターの弾き語りが中心のカヴァーアルバム。愁いがありながらも抱擁力も感じさせる歌声と、シンプルなアレンジ。メジャーどころのカヴァーも暖かさと寂寥感の両立する歌声で魅せてくれるのだけれども、これまで聴いたことがな…
これはとても良いトリビュート(カヴァー)盤!楽曲に対する愛情がしっかりとあるね。ややすると1曲目の中森明菜による新録ボーカルにのみ耳目が集まりそうなものの、それ以降に収められている林哲司の代表曲たちが、しっかりと今の質感を持ってプレゼンされ…
とても久しぶりにこのアルバムと目が合った。聴いた。ミッチー、カッコいい。見事なまでに及川光博印に染め上げている、究極のカヴァーアルバム。このボーカルスタイルが苦手であれば絶対に聴き通せないほどに、全編に渡ってこの濃い匂いとフェロモンがムン…
JUJUのボーカルは打ち込みサウンドとの相性が少々悪いように思うのだけれども。ましてやそれと同様に打ち込みとの相性の悪いこの時期の昭和歌謡との組み合わせになると、ことさら心許なさが増すように思えるのだよね。一方で昭和歌謡的アレンジのゴージャス…
帰宅後に。一週間、本当に文字通りサヴァイヴしました。そろそろ暑さによる疲労の限界に来ています。今日は辛うじて生きていただけの一日でありました。さて、私の週末だ。
雨宮天の声は「ハレ」の声か「ケ」の声かと問われれば、圧倒的に前者なのだよね。だからこその、昭和歌謡のウェット感に挑むハレの声を楽しむと言う面白さがあるのです。と、今さっき気がついた。ここに至るまで2年かかった。
昭和歌謡の持つニュアンスと、アイドル歌謡の持つ華やかさやその裏にある影を、今に描き出そうと取り組んだ好作に今回も結びついている。
本日の朝一に。歌唱における演技力の幅の広さ、それが効果的に発揮されていると思うのよね。一人のシンガーとしての統一性よりも、楽曲に寄り添うスタイルで原曲の世界が持っていたカラーを再現させようとする意欲と言いますか。それが「ダンシングヒーロー…
発売解禁されてから1日であまりにも聴きすぎたので、語る言葉がなくなってしまった。0時解禁以降、多分7回くらい聴いた。なので、落ち着いた頃に語ります。たっぷり語りたい。
音楽情報サイト「ナタリー」でたまたま目に止まった「デラックス×デラックス」なるバンド。昭和歌謡マナーの音楽を作成しているとの事だったので「ああ、またそう言うやつね」と適当に聴き流してやろうと思ったのです。気がついたら1時間以上聴いていた。こ…
なんとなくカヴァーアルバムの徒花的作品を。徒花と書いたけれども、実によい作品だと思うのです。集団型アイドルがカヴァーやってもいいじゃない、的な。選曲が自分のツボだったということが、好きである一番の理由ではあるけれども。ジャケットの白が象徴…
カヴァーアルバムは構成されている楽曲がいかに自分の肌に馴染んでいるかによって、その出来不出来よりも自分の好みか否かの割合が強く作用するのだと考えてみたりみなかったり。このアルバムに関しては、その馴染みある曲とそうではない曲との比率が半々と…
時代のジグザグを一直線に並べているからこそ、自分はカヴァーアルバムが好きなのだと思うに至りました。そういった理由からなのか、新旧アニメの定番曲を並べたこの作品も大好きですね。何よりも原曲への愛を感じますよ。とても丁寧に楽曲の魅力を掬ってい…
世間に浸透しきった楽曲をカヴァーするにおいては、原曲がウケたツボ、原曲のイメージを壊さないツボを押さえることは重要なのだと再認識させられた次第。その点において、このアルバムでのカヴァーは「上手いことやったな」と言った感あり。新発見的なサム…
良質なカヴァー作品とは、それを聴いた際にオリジナルの印象が一瞬記憶から消えて、その後に改めてオリジナルを聴きたくなるものだと常々思っているのだけれども、島津亜矢の歌にはそうさせる、そう感じさせる力が存分に込められていると思っております。そ…
匿名性の高いボーカルで匿名性の高いシティ・ポップ・カヴァーアルバムを楽しむ。なんとなく体温が低い系のボーカルを聴きたい気分だったので。
本日の終業後に。今の自分は色々と疲れているらしい。WAKANAのボーカルが静かに耳から身体へと染み渡る。
とにかく放って置いても名曲である楽曲が並んでおり、それらを歌うだけでも、歌い手の質によっては十分、悪く言えばお腹いっぱいになったりもするもので。本作品においては、歌謡曲もロックもJ-POPもかつてのニューミュージックも、全てにおいて完全にポップ…
ある意味において定番物を。大晦日だろうと何だろうと、音楽においては一年をまとめる必要など最早ないのです。聴きたいものを聴く、ただそれだけ。それにしても微笑ましいカヴァーシリーズであることよ。ファンでもなければ聴く機会も何もない、その程度の…
昼散歩のお供に。あまり回数を重ねていなかったと思い再生してみたわけだけれども、これがまた散歩がはかどるはかどる。これが筒美京平と氣志團のケミストリーかと歩きながら気分がニヤけておりました。氣志團がそつなく、それでいて楽曲が持つ正体を暴き出…
焼酎のお湯割りなどをやりながら、坂本冬美2連チャン。演歌歌手が演歌を歌ってハマらないわけがない。同じ土俵の演歌カヴァーだからこそ。そのことによって冬美ちゃんの歌の味が一層引き立つってなものなので。吹き込まれた曲、歌番組等々、演歌と言うジャン…
終業間際3分前に仕事が飛び込み、終業後2分以内に片付ける。その最中にこれが流れていた。冬美ちゃんは演歌歌手だけあって、情歌が本当に似合うよね、などと思いながら。世間はクリスマス週末に入りますが、私は通常運行で明日も明後日もお仕事です。
昨日からのカヴァーアルバムリスニングの流れというわけでもないのだけれども、タブレットを見ていたらたまたま目についたのでボーナスディスクを再生。すっと眠りの世界に引き込まれるピアノ弾き語り系のカヴァーなのだけれども、聴いている最中の心地よさ…