やや長文・レビュー
ここしばらく、仕事から帰宅した後にはクラシック音楽を聴いていました。なんとなくそういったモードだったのですよね。休日の今日も風呂上がりにはクラシック音楽を、ベートーヴェンからシベリウス、そしてラフマニノフという流れで聴いておりました。今日…
ロックンロールインタフェースロックミュージックをメインオーディオシステムで聴く機会が減ってきた。このところ自分がクラシック音楽へと大幅に傾倒しているように見えるかもしれないが、当然の事ながらジャズもポップスも、そしてロックも聴いている。た…
中島みゆき『おかえりなさい』に見る当時の歌い手の実力と中島みゆきとの駆け引き
鬼門の2月がやって来ました。ここまで調子も下がらずにやって来たので、今年こそは乗り越えられるかと期待していたのですが、残念ながら先日から急激に失速。本日朝にはその最低ラインにあっさりと到達し、遅刻で出社という無様な姿をさらしたのであります。…
とどのつまり、私はパーヴォ・ヤルヴィが作り出す音楽の世界が好きなのです。と、カンマーフィルハーモニー・ブレーメンとのベートーヴェン第3番を聴いて思うに至ったのであります。指揮者によって演奏やこちらに届いてくる音の解釈が大きく異なることは、私…
次々世代J-POP音楽クリエイターの前に大きく立ちはだかる次世代クリエイターの壁。2010年代からその力を見せつけてきた次世代音楽クリエイターの現代での躍進は改めて表現するまでもなく、凄まじいと言う言い方をしてもよいほどのものがある。J-POPを爆発的…
シベリウスと向き合うことで、私はどんどんと自分の中へと入っていく。内なる自分の世界へと入り込んでいくとでも表現すればよいだろうか。自分なるものの深みへとはまっていく。私の中にある人外の部分。いや、そこに人と用いている段階で、それは人なるも…
SONY NW-ZX300を再入手しました。 NW-ZX3009年前に購入して使用していたDAP、ハイレゾWALKMANですね。事の発端は、仙台に住むオーディオの師匠の元へと有線ピヤホン5を貸し出したことにあります。師匠はSONYの初代ハイレゾWALKMAN、NW-F886を現役で使用して…
その昔から芸人が割と苦手だ。芸人を好きになったことは過去に一度もない。理由は基本的にインテリジェンスを感じることが稀だからと言うもの。有り体に言えば表情が貧相で下品だから。もちろん例外が存在することも認める。電気グルーヴの音楽には間違いな…
1993年作品。PET SHOP BOYS(以下PSB)による5枚目のオリジナルアルバム。本作がリリースされてから既に33年も経過した。このめくるめく不朽のポップアルバムが、自分の中でその期間、一点の曇りを持つこともなく輝き続けているように感じられるのは、やはり…
ほぼ同時期にリリースされた2枚のSACDディスクが手元にやって来た。いずれもシューベルトの交響曲。一つはパーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンの第7番&第4番、もう一つは久石譲指揮、フューチャー・オーケストラ・クラシ…
手元には二組のモーツァルト、そのピアノ協奏曲のディスクがある。ピアノはフリードリヒ・グルダ、指揮はクラウディオ・アバド、楽団はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるもの、そして同じくグルダ、そしてニコラウス・アーノンクールの指揮、ロイヤ…
本稿は「ステレオサウンドによる一連のTM NETWORK作品SACD化記念、印象が新鮮な今のうちにその特徴と感想を詳らかにしておこう」といった主旨の企画です。オリジナル作品のリリース順に記していこうと考えております。なお、全作品(該当がないものを除く)…
今、世間をザワつかせているRADWIMPSのトリビュートアルバムが極上の作りで、何度も何度も聴いております。RADWIMPS。このバンドは本当に自分の趣味ではなく、20年間ほとんどスルーしてきたに近いはずなのに、この作品はすんなりと耳に入り、かつ、脳天をか…
声優であり歌手である、坂本真綾さんの30周年を記念するベストアルバムが本日手元に届けられた。デビュー曲「約束はいらない」で運命の出逢いをしてから早30年。最早あの当時ほど熱心なリスナーではなくなったけれども、今でも真綾さんの楽曲にはアンテナを…
globeオリジナル4thアルバム。1998年発表。90年代のJ-POPを語る上で小室哲哉の存在を無視することは絶対に出来ない。その影響力を記そうとすると、それだけで話が終わってしまうことは間違いなく。80年代から小室哲哉の作り出す音楽に浸っていた自分が、90年…
marantz SACD30N レビュー
今になって思う。move(M.O.V.E)とは何だったのか?かしこまった顔で改めてこのアルバムをひもといてみても、その答えは見つからない。打ち込みトラック、没個性的なボーカル、パチもの臭いラッパー。実にこの時期のavex的だ。かと言って存在やセールス的に…
本稿は「ステレオサウンドによる一連のTM NETWORK作品SACD化記念、印象が新鮮な今のうちにその特徴と感想を詳らかにしておこう」といった主旨の企画です。オリジナル作品のリリース順に記していこうと考えております。なお、全作品(該当がないものを除く)…
1970年代にデビューした井上陽水にとっての1990年代とは、一体どのようなものであったのだろうか。ヒット曲にもコンスタントに恵まれ、いわくがついたことで有名になったCMは今でも語り草であるし(あれは1980年代末の話だが)、世の中とそこに続く音楽業界…
誰が名付けたか「歌怪獣」島津亜矢。かつてNHKの歌番組で見事な歌謡浪曲を披露していたあの方が、まさかここまでポップミュージックカヴァーアルバムの数を重ねるとは、一体誰があの時予想出来ただろうか。と言うことで、好評「Singer」シリーズ第9弾。足か…
ダイナミックさも切なさも踊りっぷりまでもが超重力級。スケール感が全方位的にギガアップした作品に仕上がっていることにとにかく驚かされた。その勢いにノックアウトを喰らい、半日で3回も繰り返し聴いてしまったほど。前作『千紫万紅』から約2年のインタ…
2025年5月27日観戦。パット・メセニーのソロ公演。一体どのような構成になるのかと期待を膨らませて観に行けば、当然の事ながらその期待を遙かに超える内容で魅了してくれました。改めて書くまでのことではないのですが、ギターの神様に現人神があるのならば…
1997年発表、原田知世のアーティスティックな路線が完全に華開いた作品。このアルバムがリリースされる前後、トーレ・ヨハンソンを中心としたスウェディッシュポップが国内でも流行。多くのアーティストが氏を頼ってプロデュースを依頼し、そのサウンドがチ…
1991年発表の4thアルバム。「虹の都へ」のスマッシュヒットを受けてリリースされた「ベステンダンク」も引き続きのヒット。チャートアクションにおいては、高野寛に最も脂が乗っていた時期のウルトラ級ポップアルバム。問答無用のポップ職人トッド・ラングレ…
これはいいトリビュート。何よりも中森明菜作品に対するリスペクト精神と、オリジナルの世界観をいかにして換骨奪胎して自らのものとして取り込んだ上で、大胆にアウトプットするかといったアイディアに満ちあふれている。この手のアルバムになると、楽曲毎…
1. 人間ドックに行ってきました。人生初の胃カメラも経験。自らの体内を画面越しに見るのは、なかなかに興味深いものがありました。これが俺の内蔵なのかと。俺のモツ。その往復では星野源の最新作を聴いておりました。あの見た目にいつも騙されるのですが、…
音楽を楽しんでいる時くらいは常にハッピーな気分でいたいよね。そのようなことを思うようになってきました。若い頃は音楽と共にダウナーになってみたり感傷的になってみたり、いたずらに自分を痛めつけていたりもしたのですが、このところはその道具として…
歌を演じると言う行為はいつからか歌唱力なる言葉に全て置き換えられて消えてしまった。そのようなことを考えながら、この斉藤由貴と武部聡志のタッグによるセルフカヴァー企画第二弾を数回聴いた。歌唱に演技を乗せ、曲の世界観を広げる。70年代から80年代…
念願叶ってようやくベザイデンホウトのベートーヴェンを聴くことが出来た。これまでリサーチを怠っていた自分が悪いのではあるが。馥郁たる響きと艶やかさはピアノフォルテに譲ると思えるものの、このフォルテピアノによる軽快さと矢継ぎ早に音の的を射るか…