Classical Music
フィリップ・ジョルダン2連発。そして陽が昇る。土曜日の朝か。
長時間寝落ちからの復帰後に。「ブラームスは絶対にベートーヴェンマニアだったよね」と思いながら聴いたとかなんとか。それはさておき。寝落ち前に室内オケによる最新型のブラームス録音を少し聴いたのだけれども、軽めのボディにスイスイと進む小気味よさ……
ラルス・フォークト。サイモン・ラトルとの共演音源は持っていたのです。自分のライブラリの中で完全に埋もれていたピアニストでありました。ひょんなことから音楽配信サイトでその名が目にとまり、「あれ?この人の演奏持っていたよな?」と漁ってみたら出…
ドイツ・カンマーフィルのキモはこのバネの強さと鋭さにあるよね。先に聴いた、近年レコーディングのペルトコスキのモーツァルトと言い、もう20年ほど前になる(!)パーヴォ・ヤルヴィによるこのベートーヴェンと言い、その個性はとにかく瞬発力にあるよな…
2000年生まれの俊英コンダクター、タルモ・ペルトコスキとドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団によるモーツァルトの交響曲集。ドイツ・グラモフォンからのリリース。全編を通して解像度の高い、カリッとした仕上がりのモーツァルト。モーツァルトだか…
シベリウスのヴァイオリン協奏曲とは、これほどまでに鋭く、接するに恐ろしい表情を持った曲だったのか。今の今までその側面を知らず、気付かずに聴いていたのかもしれない。終始ヴァイオリンの音色に緊迫感が漂ってることと、オケを含め、その音に聴き手の…
「雨音はショパンの調べ」なる曲がかつてありましたが、アルゲリッチのショパンは見事な降りっぷりのそれであることよ、と思ったとか思わなかったとか。ま、第2楽章では見事にスコンと寝落ちしていたのだけど。となると、確かにこれは雨音だったのか、ともね…
さて、私の週末の始まりです。まずはこれから。マーラーの定番的指揮者からあえて離れて、ドゥダメルの指揮で。葬送行進曲で始まることと、独自の解釈の難解さからマーラーは暗いものと思われがちのような気がするのだけれども、この曲に関して言えば、生命…
本日のクラシック三昧はこの辺までかしらね。ラストに明快なパワーを頂きましょう。本当にドゥダメルのドヴォルザークは生きる活力、すなわち生命力に満ちあふれていることよ!今この瞬間の自分に欠乏してるのはこれだ。
「ヴァイオリン協奏曲」 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、自分が語るまでもないあの有名な旋律を有した、ヴァイオリン協奏曲と名のつく作品の中ではトップクラスの知名度を持つだろう楽曲ではあるけれども、そのあまりものベタさ加減になのかなんな…
この手のモーツァルトはテクニックはもちろんのこと、軽やかさであったり、場合によってはこのユリア・フィッシャーの演奏のようにチャーミングさがあると、より聴き手である自分にとっての、音を楽しむための自由度が高まるのだと、今さっき悟った次第。
聴くとはなしに聴いております。と言うのも、実は昨日から重い鼻炎にみまわれて、鼻周りのあまりもの諸症状の酷さに温泉を上がった後に薬局まで車を出してもらい、薬を買ってきて服用した次第。それでも完全にはスッキリしていないのです。もともとゴールデ…
朝食時のバックに。去年の今頃も、同様にこのアルバムで朝食を摂っていたな。それだけ自分にとっての山荘の朝食のイメージが浮かぶ作品なのだろう。
ゆっくりと朝食を摂りながらこれを。
マケラのシベ2を聴くのは実に初めてのこと。冒頭から透明感と温かみのある、そして背筋の伸びた演奏に感銘を受ける。指揮者のノリにオケを乗せて率いるスタイルとは異なり、じっくりと真面目にスコアに取り組み、共に練り上げていくかのごとく音が進んで行く…
引越のあれこれ、もうダメポかもしれない。心と身体の芯から、奥底から、私はほとほと疲れ果てました。もう動けない。そうだ、ハイドン聴こう。あ、本当にクラシックはこう言う時に効く。速攻で頭の中が復活してきた。頭の中の凝りが解きほぐれていくのを実…
あー、よく寝た。
チャイコフスキーの交響曲を聴く上でのコツというかツボが、まだうまく見つからず、そして定まっていない。つかみ所がないわけではなく、聴いていても右から左へと流れて言ってしまうのだよね。スルリと。それを流麗であると形容することは容易だけれども、…
昨晩から風邪ひきさんになっておりました。「ついに花粉症か?」といった症状だったために姉弟からは「そりゃ花粉症だよ」と言われていたものの、とうとうお腹を軽く下したので「こりゃ風邪だね」と。欠勤して一日中寝てました。ようやく18時も回って少々楽…
21時過ぎに椅子の上でダウン。その後幾度となく目を覚ましはしたものの、身体が動かず。結局1時前になってようやく頭と身体が連携してくれた。その後にこのマーラーを。自分にとってマーラーは日が昇っている時間に聴くものではないらしい。このような半端に…
ロシアが誇る作曲家、もう一丁。チャイコフスキーの交響曲集はオーマンディとパーヴォ・ヤルヴィで持っているのだけれども、それほど再生回数を重ねているわけでもない。なぜそこでヤンソンスなの?と問われても、大した答えにはなりませぬ。「持ってはいる…
自分の中ではとある理由があってラフマニノフの交響曲を聴いた。美しい。それは理解出来る。感覚としてもそのようにあるのだけれども、これが自分の趣味かと問われると、ややそことは外れる印象がある。これこそがロシア的な美の一端なのだろうとももちろん…
第一楽章、いかにもヤルヴィの指揮らしいティンパニの咆吼に対し、ストレートに大地の鳴動を想像させられてみたり。オーケストラをフルレンジに駆使する演奏に一瞬雑味めいたものをおぼえたのも事実なのだけれども、このスケール感で奏でられるシベリウスと…
帰宅するなりこれを。
今晩はこのラフマニノフが哀悼のための音楽と同時に、鎮魂歌であるかのように聞こえてくる。私がクラシック音楽に傾倒する頃には、もう第一線を退かれていらっしゃいましたね。小澤征爾さん、ご冥福をお祈りいたします。
バーンスタインによるベートーヴェンの交響曲をこれまで聴いてこなかった。本全集がHDtracksでディスカウントされていたこともあって、ひょいっと購入。とりあえずの所を聴いてみた。以下、そのインプレッション。バーンスタインはどこにも属していないかの…
多くは語るまいバーンスタインのベートーヴェンって聴いたことがないなー、などと思いながら、HDtracksからのディスカウント案内メールを開いたのが運の尽きだった。この価格を見たら、そりゃあねぇ…。
2024年最新型、文字通りのダンス・クラシック・ミュージック集。もちろん収録されている作品はクラシック音楽のそれ。作者不詳の古き楽曲から、1986年に発表された現代曲まで、幅広く世界を踊らせてきたクラシック音楽の数々を室内管弦楽団の編成とダニエル…
本日のクラシック音楽の締めくくりに、ですね。
ラフマニノフのこの第2楽章、アダージョってこんなにドラマティックで格好よかったのか。ユジャ・ワンの演奏が男気溢れる感覚で素敵すぎた。今日はなんかクラシック音楽のその聴き所のツボがいい具合に耳に残りますな。「聴こう!」という邪念なく聴けている…