音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Classical Music

ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲 / ピエール=ロラン・エマール, ニコラウス・アーノンクール, ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (2003 44.1/16)

エマールの演奏は先に聴いたベートーヴェンとはまた趣を大きく異にする。ドヴォルザークが描いた旋律の意図が明瞭に見えてくるかのような色鮮やかさ。柔和さ加減や繊細さを持ち、それていて音の輪郭も全く損なわれていない。それらを広い懐に有させているこ…

ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番&第2番 / アリサ・ワイラースタイン, パブロ・エラス=カサド, バイエルン放送交響楽団 (2016 44.1/16)

ショスタコーヴィチの魅力は静寂と爆発の強烈なコントラストの中に見出せるものなのだな、と思いながらこれを聴きつつ洗濯物をたたんでいました。まぁ、洗濯物はともかくとして。今の自分は、ワイラースタインの演奏についてどうこうで述べる、述べられるの…

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 / ピエール=ロラン・エマール, ニコラウス・アーノンクール, ヨーロッパ室内管弦楽団 (2003 44.1/16)

先日聴いたバルトークが非常に好印象だったので、ピエール=ロラン・エマールとアーノンクール&ヨーロッパ室内管弦楽団によるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を図書館にて接収。まずは第3番を聴いた。薄氷の上にさらに薄く膜を張る水。そこを波紋を立てず…

バルトーク:ピアノ協奏曲集 / ピエール=ロラン・エマール, エサ・ペッカ・サロネン, サンフランシスコ交響楽団 (2023 192/24)

バルトークのピアノ協奏曲を一人のピアニストの演奏で通して聴くのは初めてのこと。トータル感を持って聴いてみると、改めてピアノ協奏曲におけるバルトークはジャズであるな、と。ジャズの定義などは無いに等しいのだけれども、私はこれをジャズだと感じる…

シベリウス:交響曲第3番&第5番, ポヒョラの娘 / サントゥ=マティアス・ロウヴァリ, エーテボリ交響楽団 (2022 96/24)

鮮度の高いシベリウスと形容すればよいだろうか。ピチピチでビチビチなのだけれども、それが厚化粧や暑苦しさには繋がっていない。ギリギリの線で踏みとどまっているところに、ロウヴァリが持つ不思議な矜持があるようにも思えるのだよね。実に新時代的なシ…

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 / ユジャ・ワン, グスターボ・ドゥダメル, ロサンゼルス・フィルハーモニック (2023 96/24)

病院から帰宅。結局待ち時間が非常に長く、終日休となりました。この夏以降の状況を医師に説明したところ、睡眠時無呼吸症候群を疑われました。確定したわけではありませんが、もしそうであるならばストンと腑に落ちる。とにかく睡眠中にやたらと目を覚ます…

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番~第4番 / ユリア・フィッシャー, ヤコフ・クライツベルク, オランダ室内管弦楽団 (2011/2019 96/24)

あまりもの体調不良と体力低下により、本日は午前休をもらうことに。この状態が長く続くので医者にも診てもらおうと。これを聴き終えてから出掛ける。まるっと聴いてしまうくらいに長い間、室内でじっとしていたのです。聴いていた、と言うよりは、流してい…

シベリウス:交響曲第5番 / サー・ジョン・バルビローリ, ハレ管弦楽団 (1966/2020 192/24)

「日はまた昇る」シベリウス第5番の最終楽章とはそう言うものではないかと。 +++++++60年近くも前のこの録音を聴いていると、「クラシック音楽の正解とは何か?」と深く考えさせられてしまう。録音技術が進化し、演奏をパッケージすることが普遍的になって以…

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 / ロナルド・ブラウティハム, ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ, ケルン・アカデミー (2019 96/24)

フォルテピアノのエッジの丸さが室内管と溶け合い、ソフトな語り口の演奏を楽しませてくれる。快刀乱麻なそれではなく、快闊に聴かせてくれるとでも言えばよいか。

ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 / ニコラ・アンゲリッシュ, パーヴォ・ヤルヴィ, フランクフルト放送交響楽団 (2010 44.1/16)

自分の聴き込みがまだまだ足りないのか、ブラームスのピアノ協奏曲には「ここだ!」と言う売りフレーズが見当たらなくて。耳にフックとなる要素に欠けるように思えて、聴こうとする機会もこれまであまりなく。もちろん集中して聴けば何かしらは見つかるのだ…

シューマン:ピアノ協奏曲 / マレイ・ペライア, クラウディオ・アバド, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1997 44.1/16)

丸みを帯びたペライアの演奏でシューマンを。

ベートーヴェン:交響曲第7番 / カルロス・クライバー, ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1976/2018 44.1/16)

クライバーのベートーヴェンを聴くと、なぜか余計なことを考えずに済むので、スッキリとした気分になれるのだよね。邪念なく聴けるのかしら。

ブルックナー:交響曲第7番 / クリスティアン・ティーレマン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (2023 96/24)

シナプスがとろければ全宇宙と交信。

ブルックナー:交響曲第4番 / クリスティアン・ティーレマン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (2023 96/24)

早朝クラシック。この全集、日本仕様SACDボックスでは19,000円以上もするものの、独HIGHRESAUDIO社の配信ではスタートダッシュディスカウントなのか30.00ユーロと言う破格の設定。一瞬この目を疑いましたが、紛れもない事実なので即お買い上げです。早速聴い…

シベリウス:交響曲第1番 / クラウス・マケラ, オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 (2022 96/24)

誤魔化しのきかない、いや、一切の誤魔化しがないシベリウス。非常に高解像度。クラウス・マケラのこれはここまでにカリッとした演奏だったのか。クラシック音楽は少し寝かせておくと、突然、自分の中で化けることがあるから本当に面白い。印象がその時々に…

吉田秀和を読む(1983年6月17日朝日新聞「音楽展望」におけるホロヴィッツ批評全文)

吉田秀和による1983年のホロヴィッツの批評全文を初めて読む。読み終える頃には少しばかり目頭が熱くなった。www.asahi.comクラシック音楽批評はオーディオ批評と似たようなところがあって、評者のポエムに陥りがちな側面があると思っているのだけれども(だ…

グリーグ:ピアノ協奏曲 / スヴャトスラフ・リヒテル, ロヴロ・フォン・マタチッチ, モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団 (1974/2021 44.1/16)

一時リヒテルのピアノプレイを勘違い、思い込みをしていたことがありましたね。力強い打鍵、歯切れのよい演奏。そう言ったイメージにさせられていたありました。もちろんそのような側面、特徴もありますが、たっぷりとした情感も十二分に持ち合わせているこ…

シベリウス:交響曲第5番 / パーヴォ・ベルグルンド, ヨーロッパ室内管弦楽団 (1996/2012 44.1/16)

お次はスタンダードな演奏のシベリウスを。現代におけるシベリウス演奏の模範的スタイルでもあるのかな。素材のありのままに音を提示してくれているかのような自然体。

シベリウス:交響曲第4番 / パーヴォ・ヤルヴィ, パリ管弦楽団 (2018 DSD64)

私の月初3連休の中日は、やや肌寒さも感じさせる雨模様。どんよりと暗く内省的、それでいてパーヴォ・ヤルヴィとパリ管の持つ溌剌とした感覚を求めて、このシベ4を。

ドヴォルザーク:交響曲第8番 / ラファエル・クーベリック, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1966/2018 44.1/16)

シベリウスに続き、ドヴォルザークも古い録音で。「手垢にまみれた解釈」なるものがどのようなものを指すのか、私には分からない。それは理解しても意味のないことなのではないかと。歴史的な流れで解釈は変わっていくものであろうし、その時々に存在した指…

シベリウス:交響曲第5番 / ロリン・マゼール, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1966/2015 44.1/16)

クラシック音楽を能動的に聴くことが出来るようになってから、まだ日の浅い私。音を感覚的に捉えることを好む身としては、クラシック音楽に対しても、そのままのスタイルでよいと思っていた時期もあった。しかし、今ふとこうしてシベリウスを聴いてみると、…

ドヴォルザーク:交響曲第8番 / ニコラウス・アーノンクール, ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (1998 44.1/16)

今日はとにかくよく眠る日。隙を見ては眠っているような始末で。それで疲れが癒えているかどうかは分からない。そんなこんなで半分以上眠りこけながらこれを。

エルガー:ヴァイオリン協奏曲 / ルノー・カピュソン, サー・サイモン・ラトル, ロンドン交響楽団 (2021 192/24)

昨晩は20時前に就寝、そして3時過ぎまで熟睡。快調とまでは言わないが、それほど悪くはない。目を覚ました後にこれを。おそらく購入後に一度も聴けていなかったはず。とは言え、インプレッションを何か残せるほどの調子のよさではない。

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 / ジュリアーノ・カルミニョーラ, アンドレア・マルコン, ヴェニス・バロック・オーケストラ (2006/2018 44.1/16)

現在19:30前ですが、とにかく疲れているので、これを聴き終えたら寝ます。こんな調子で私の週末は終了。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番&第4番 / クリスチャン・ツィメルマン, レナード・バーンスタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (2007/2022 DVD)

ソリストは主人公であると同時に、指揮者、オーケストラとの一対一対多の対等関係にあるのだと再認識させられながら観ていた。音のリレーとシンクロを成立させる信頼関係の上に演奏が成り立っている、とも言えるか。そのような当たり前のことを考えつつ。そ…

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 / イザベル・ファウスト, アレクサンドル・メルニコフ (2009 44.1/16)

朝の不調が昼前には絶不調に下方修正されてきたので、自室でじっとおとなしくこれを。体調的にも不調ならば、精神的にも魂が抜けている状態。腑抜け。この後、買ったままになっていたバーンスタインとツィメルマンによるベートーヴェンピアノ協奏曲のDVDを流…

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番&第2番 / エミール・ギレリス, ジョージ・セル, クリーヴランド管弦楽団 (1968/2015 44.1/16)

寝落ちから目を覚まし、もうこの長く続く夏の間はどうにもならないと諦める。秋に予定している旅行の計画、そのドラフトを立てながらこれを。たまには古い録音を聴いてみるのもよい。歴史を紐解くがごとく。

マーラー:交響曲第5番 / エリアフ・インバル, 東京都交響楽団 (2013 DSD64)

葬送行進曲が頭の中でグルグルと回り出して止まらなくなったのでこれを。エリアフ・インバルと東京都交響楽団とのコンビネーションで。高校時代からの友人、マーラーマニア、が当時推しに推していたこの録音を八ヶ岳山荘で聴かせてもらい、最終楽章の勢いの…

グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 / ギル・シャハム, ミハイル・プレトニョフ, ロシア・ナショナル管弦楽団 (1997/2017 44.1/16)

プールからの帰宅後にグッタリしながら何となくこれをチョイス。短めの作品を軽くね。グラズノフのヴァイオリン協奏曲とは、これほどまでに情感的かつどことなくファニーだったのですね。ギル・シャハムのたっぷりと量感を込めて歌い上げるヴァイオリンがこ…

シベリウス:交響曲第6&7番 / サー・サイモン・ラトル, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (2015 48/24)

なんとなくここしばらく主体的にシベリウスを聴いていないような気がしたので。シベリウスが自分の耳に魅力的に聞こえる理由、それは時に拍のしがらみから解放されて聞こえる瞬間があるからだ、と今の今になって気がついた。音と自分が浮遊する瞬間があちこ…