音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Classical Music

バルトーク:ピアノ協奏曲第1番 / ピエール=ロラン・エマール, エサ・ペッカ・サロネン, サンフランシスコ交響楽団 (2023 192/24)

少し風変わりな物を聴きたい気分だったのです。満足。

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 / ヒラリー・ハーン, マレク・ヤノフスキ, オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 (2002/2015 44.1/16)

雪がその手を緩めずに降り続いている。明日はきっと劇的な銀世界。そのようなことを思い浮かべながらこれを。

シューマン:ヴァイオリン協奏曲 / クリスティアン・テツラフ, パーヴォ・ヤルヴィ, フランクフルト放送交響楽団 (2011/ 2019 44.1/16)

シューマンのヴァイオリン協奏曲。ベートーヴェン的進行を頭の中でついつい期待して聴いてしまうと、ことごとくそれが裏切られる展開が面白い。テツラフって、ここまでリリカルに歌い上げるヴァイオリンを弾く人だったか。音の押し引き加減が心地よい。

ブルックナー:交響曲第3番 / フランソワ=グザヴィエ・ロト, ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団 (2024 192/24)

窓の外、ますますもって派手な振りっぷりになってきた雪を見遣りながら。少し長めの電話なども途中でしたりして。ブルックナーの3番ってこんなに取っつきやすいものだったか?ああ、録音が非常に明瞭なのか。間接音をたっぷり含んだ録音もそれはそれで趣のあ…

ハイドン:チェロ協奏曲&ヒンデミット:葬送音楽 / クリスチャン・ポルテラ, ミュンヘン室内管弦楽団 (2022 44.1/16)

「アグレッシヴなモーツァルトだなぁ」と思って我に返ればハイドンでありましたよ。第1番のフィナーレでそのようなボケをかます。それくらいには頭のボケている休みの日であります。

ベートーヴェン:交響曲第3番 / アンドリス・ネルソンス, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (2019 96/24)

帰宅後に。これを聴く前に別の何かを聴いていたような気もするのだが。

シマノフスキ:ピアノ作品集 / クリスチャン・ツィメルマン (2022 96/24 Amazon Music Unlimited)

20代の若かりし頃にカウンセラーから告げられた、私は自分に堕ちていくのが好きなのだと言う断言は、今でも心の中に錨のように深く沈んで私を絡め取っている。それは恐らく言葉によるトラウマのようなものであり。冬なのだ。

リスト:ピアノ協奏曲第1番 / クリスチャン・ツィメルマン, 小澤征爾, ボストン交響楽団 (1988/2011 44.1/16)

そう言った夜に。

ベートーヴェン:交響曲第7番 / オスモ・ヴァンスカ, ミネソタ管弦楽団 (2009 44.1/16)

立て続けにベートーヴェンの長調と言うことでこの第7番を。じっくりと楽しもうかと思っていたところ、気がついたら「元」CDラックの整理を始めていた。思えばこのCDラックも2回の引っ越しに耐え、一時は収容能力の700枚をフルに発揮し(それでも入りきらなか…

ベートーヴェン:交響曲第8番 / クラディオ・アバド, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (2001/2018 44.1/16)

22時前に椅子の上で寝落ちをすれば、1時半頃に目が覚めるのも当然の事として。そんなこんなで深夜2時の起き抜けクラシック。ベートーヴェンの第8番は聴いた記憶があまりなく。一通り聴いてはいるはずなのだけれども、どうも第6番と頭の中で一緒になっている…

グラズノフ:交響曲第5番 / ホセ・セレブリエール, ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 (2018 44.1/16)

パロディとファニーさと取っつきやすさ。グラズノフって割と面白いと思うのよね。無理な力を入れずに聴ける一方で、しっかりとした重さはある。

ラフマニノフ:交響曲第2番 / エフゲニ・スヴェトラーノフ, ロシア国立交響楽団 (1996 44.1/16)

酔い潰れ19時半に眠りに就けば、起きたのは1時。然もありなん。家族が寝静まった室内で静かに聴くラフマニノフ。これをチョイスしたことに特に理由はない。あまり再生回数を重ねていない作品を聴いてみようかと思っただけの話。ゆったりと曲が進行していく中…

ブルックナー:交響曲第3番 / アンドリス・ネルソンス, ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (2017 96/24)

ブルックナーを介して宇宙と交信すること1時間。爆音で聴いた。カッとなってやった。後悔はしていない。年末なのだから、立つ鳥は跡を濁しまくっても良い。どうせあと1日半で2023年はチャラだ。ともあれ。やっぱりブルックナーリスニングは、宇宙相手のクラ…

シューマン:交響曲第1番&第3番 / フィリップ・ヘレヴェッヘ, アントワープ交響楽団 (2023 96/24)

ジャケ買いをしていた演奏。指揮者についても楽団についても予備知識ゼロ。名を聞いたことすらない。終始華やかで軽快な第1番。心が晴れやかになってくるかのような明るさを持った演奏。重心こそ低くはないけれども、それがないことによって演奏の足枷から解…

マーラー:交響曲第5番 / オスモ・ヴァンスカ, ミネソタ管弦楽団 (2017 96/24)

ご無沙汰のクラシック音楽。明日の朝が早いので今晩は寝るのも早い。時間を逆算し、入浴するまでの時間が1時間半ほど空いたのでマーラーのこれをチョイス。指揮と演奏はヴァンスカとミネソタ管のそれで。マーラーマニアの友人はこの音源を「石橋を叩いて渡る…

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番&第5番 / ピエール=ロラン・エマール, ニコラウス・アーノンクール, ヨーロッパ室内管弦楽団 (2003 44.1/16)

病院へと紹介状を取りに出向く。すぐに帰宅し軽く遅い昼食を。そしてこれを流す。そのうちに眠気がやって来たので、抗うことなく目を閉じ、夢うつつの状態で聴くとはなしに聴いていた。

ブルックナー:交響曲第6番 / クリスティアン・ティーレマン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (2023 96/24)

このブックルナーは長調だったのかと、今さらながらに気がついて聴いてはいたものの、第3楽章の半ばで眠りに吸い込まれ、最終楽章の残り1分程度のところで目を覚ます。やはり調子は良くないのだな。

ブラームス:交響曲第4番 / ロリン・マゼール, クリーヴランド管弦楽団 (1976/2002 44.1/16)

帰宅後に。なんとなくしぶとい感覚の疲れが残っていたので、ガツンと来るブラームスが聴きたくなった次第。NASコントローラーである所のアプリをスクロールさせていったら、これと目が合った。自分にとってのクラシック音楽の原点、その一つでもある音源。ブ…

マーラー:交響曲第7番 / オスモ・ヴァンスカ, ミネソタ管弦楽団 (2020 96/24)

明日、ちょっと北の方へ日帰り旅行をしてくるのです。その行程の再調整をしながらこれを聴いておりました。

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 / クリスティーヌ・ワレフスカ, アレキサンダー・ギブソン, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 (1971/2010 44.1/16)

外出からの帰宅後に。体力を使う系のお疲れモードなので、これを耳に流し込みながら、胃には甘い物をガシガシと流し込んでおりました。

ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲 / ピエール=ロラン・エマール, ニコラウス・アーノンクール, ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (2003 44.1/16)

エマールの演奏は先に聴いたベートーヴェンとはまた趣を大きく異にする。ドヴォルザークが描いた旋律の意図が明瞭に見えてくるかのような色鮮やかさ。柔和さ加減や繊細さを持ち、それていて音の輪郭も全く損なわれていない。それらを広い懐に有させているこ…

ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番&第2番 / アリサ・ワイラースタイン, パブロ・エラス=カサド, バイエルン放送交響楽団 (2016 44.1/16)

ショスタコーヴィチの魅力は静寂と爆発の強烈なコントラストの中に見出せるものなのだな、と思いながらこれを聴きつつ洗濯物をたたんでいました。まぁ、洗濯物はともかくとして。今の自分は、ワイラースタインの演奏についてどうこうで述べる、述べられるの…

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 / ピエール=ロラン・エマール, ニコラウス・アーノンクール, ヨーロッパ室内管弦楽団 (2003 44.1/16)

先日聴いたバルトークが非常に好印象だったので、ピエール=ロラン・エマールとアーノンクール&ヨーロッパ室内管弦楽団によるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を図書館にて接収。まずは第3番を聴いた。薄氷の上にさらに薄く膜を張る水。そこを波紋を立てず…

バルトーク:ピアノ協奏曲集 / ピエール=ロラン・エマール, エサ・ペッカ・サロネン, サンフランシスコ交響楽団 (2023 192/24)

バルトークのピアノ協奏曲を一人のピアニストの演奏で通して聴くのは初めてのこと。トータル感を持って聴いてみると、改めてピアノ協奏曲におけるバルトークはジャズであるな、と。ジャズの定義などは無いに等しいのだけれども、私はこれをジャズだと感じる…

シベリウス:交響曲第3番&第5番, ポヒョラの娘 / サントゥ=マティアス・ロウヴァリ, エーテボリ交響楽団 (2022 96/24)

鮮度の高いシベリウスと形容すればよいだろうか。ピチピチでビチビチなのだけれども、それが厚化粧や暑苦しさには繋がっていない。ギリギリの線で踏みとどまっているところに、ロウヴァリが持つ不思議な矜持があるようにも思えるのだよね。実に新時代的なシ…

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 / ユジャ・ワン, グスターボ・ドゥダメル, ロサンゼルス・フィルハーモニック (2023 96/24)

病院から帰宅。結局待ち時間が非常に長く、終日休となりました。この夏以降の状況を医師に説明したところ、睡眠時無呼吸症候群を疑われました。確定したわけではありませんが、もしそうであるならばストンと腑に落ちる。とにかく睡眠中にやたらと目を覚ます…

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番~第4番 / ユリア・フィッシャー, ヤコフ・クライツベルク, オランダ室内管弦楽団 (2011/2019 96/24)

あまりもの体調不良と体力低下により、本日は午前休をもらうことに。この状態が長く続くので医者にも診てもらおうと。これを聴き終えてから出掛ける。まるっと聴いてしまうくらいに長い間、室内でじっとしていたのです。聴いていた、と言うよりは、流してい…

シベリウス:交響曲第5番 / サー・ジョン・バルビローリ, ハレ管弦楽団 (1966/2020 192/24)

「日はまた昇る」シベリウス第5番の最終楽章とはそう言うものではないかと。 +++++++60年近くも前のこの録音を聴いていると、「クラシック音楽の正解とは何か?」と深く考えさせられてしまう。録音技術が進化し、演奏をパッケージすることが普遍的になって以…

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 / ロナルド・ブラウティハム, ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ, ケルン・アカデミー (2019 96/24)

フォルテピアノのエッジの丸さが室内管と溶け合い、ソフトな語り口の演奏を楽しませてくれる。快刀乱麻なそれではなく、快闊に聴かせてくれるとでも言えばよいか。

ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 / ニコラ・アンゲリッシュ, パーヴォ・ヤルヴィ, フランクフルト放送交響楽団 (2010 44.1/16)

自分の聴き込みがまだまだ足りないのか、ブラームスのピアノ協奏曲には「ここだ!」と言う売りフレーズが見当たらなくて。耳にフックとなる要素に欠けるように思えて、聴こうとする機会もこれまであまりなく。もちろん集中して聴けば何かしらは見つかるのだ…