音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ベートーヴェン:交響曲第8番 / クラディオ・アバド, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (2001/2018 44.1/16)

22時前に椅子の上で寝落ちをすれば、1時半頃に目が覚めるのも当然の事として。そんなこんなで深夜2時の起き抜けクラシック。

ベートーヴェンの第8番は聴いた記憶があまりなく。一通り聴いてはいるはずなのだけれども、どうも第6番と頭の中で一緒になっている印象だった模様。ふと思い立って聴いてみた。オケと指揮者の組み合わせはなんとなくで。

物心つくと同時に邦楽ポップスが好きだった自分が惹かれていたのは短調の曲。随分と大人になってクラシック音楽が聴けるようになってからも、まず惹かれていたのは短調の作品。

今、改めて長調の作品を聴くと、この優雅な、時にのどかな雰囲気な作品もすんなりと身体に染みこんでいく。どこかゆったりと、おそらくリラックスした気分で楽しむことが出来ているのだろう。

オーケストラから紡ぎ出される音に深いことを考えるでもなく、音の動くがままにそれを素直に楽しめるのも、またよろしいことかと。

と、書きながら今、「これもクラシック音楽を楽しむ醍醐味?」と、長調を前にしてようやく悟ってみた次第。こんなにコンパクトに、閃くかのように悟ってもよいものなのだろうか。

まぁ、よいのだろうな。

Claudio Abbado & Berliner Philharmoniker - The Complete Deutsche Grammophon Recordings