SACD
厳寒の中に春を望むかのごとくモチーフも垣間見える。その明るさへの兆しに対して、一縷の望みをつなぐ思いの表れであるかのような。たとえ今は、深い雪と闇に閉ざされた世界にいたとしても。
寝落ちの後に、ダラダラと何が欲しいわけでもなくヤフオクのSACDを物色しながら。で、結局、欲しいと思った物は、ヤフオクではなくブックオフオンラインで購入した方がお得だったと言うオチ。そのように手配いたしました。音楽はただのBGMとして。
R.シュトラウスはまだまだ自分の聴き込みが足りない作曲家。聴いていて面白いと感じるようにはなってきたのだけれども。そんなに焦って色々と聴く必要もないので、まぁ、ノンビリとやりますが。
未明に耳を傾けるリュートの音色。夜はしんしんと積もる雪のように深まり。
どうも今日は寝起きからの立ち上がりがよろしくないな。これを聴きながら30分ほどウトウトしておりましたよ。多分、何を聴いても結局は寝ていたと思われる。
6年前に背伸びをして買った作品。何度か聴いて、当時なりによいと思ってはいたのだけれども、いつの間にか死蔵品になっていた。ふとラックの片隅にこいつがいるのを発見して、再生してみると。俄然いいですね。購入当時に聴いていた時とは全く印象が異なる。…
ふと、自分がすっかりクラシックファンになっている事を実感した。何を今さら?と言われそうだけれども。20年前「どんな音楽も好きだけれど、クラシックだけは聴けない」と宣言していた若輩者がオッサンになった今、クラシックファンであることを宣言してる…
日付が変わってのマーラー6番。10日ほどぶりのクラシックタイム。ジンマンとトーンハレ管による演奏をパッケージしたSACDは、ヘッドホンでも極上の音空間を伝えてくれる。したがって難曲と言われるこの作品も、美しいと感じ入っている間に終わってしまう。オ…
以前、ヴァンスカでこの作品を聴いた時と全く同じ印象。非常にあっさりと終わってしまう。考え事やら作業やらをしていたら、いつの間にか終わっていた。そもそもがそう言う作品なのだろうか。あっさり目な。
深夜のシベリウス。少しずつではあるけれども、指揮者によるシベリウス作品に対しての解釈の違いが分かるようになってきたような気がする。その指揮者が何に重きを置いてシベリウスと対峙しているかが見えてきたとでも言えばいいか。それは自分の主観を多分…
第九なんて滅多に聴かない自分ですが、今年は何となく聴いておこうかと。さて、本当に今年は終わり。2020年。1年間お疲れさまでした、自分。
今年は筒美京平先生が亡くなられた年。様々な追悼番組を見てきたけれども、知れば知るほどその作家としての凄みにノックアウトを喰らっていたのであります。そういった音楽を常に摂取し続けてきた自分の音楽人生は、おかげさまで豊かなものになりましたよ。…
たまにはSACDで聴いてみようかと。今のように配信24bitがない時代には、CDよりも高音質で何かをリリースするとしたらSACDしか選択肢がなかったのだよね。そういった音源は数あるけれども、それらも24bitや1bit配信されるようになっている今、SACDのフィジカ…
20時に寝落ちして、0時過ぎに目を覚ます。1時間ほどボンヤリとして、ボンヤリとしたままラックを眺め、ボンヤリとしたままこれを聴く。途中、一時停止させてコーヒーを淹れ、ようやく頭に活力が巡ってくる午前2時。マグカップの中のコーヒーが半分ほどになる…
頭の中で言葉遊びをしながら。夜更けの贅沢。思考の無駄遣いとも言う。
クリスマス・イヴ、その夕方にこれを聴きながら向こう岸に渡っておりました。現実に戻ってこよう。
しっとりと。仄暗く怪しくも燃ゆる炎を眺めるかのごとく。
オーケストラの演奏にエックス線をあてたかのように、楽器のうごめきが目に見えるかのごとく。それが演奏としての立体感につながり、曲の作りを浮き彫りにしてくれている。マーラーは破綻しやすい、いや、破綻をはらんだ「ジャンル」だと思っているが、その…
演奏もホールトーンも優しく滑らか。これほどまでにシューベルトを麗しいと感じたのはもしかすると初めてかもしれない。朗らかな3番、幽玄さをも感じさせる4番。クラシック音楽は、聴けば聴くほど面白く、実に興味深い物だと再認識させられた次第。
美しい…。音楽のその純度において、とにかく美しい。SACDになることによって、ここまでその美しさが際立つとはね。今は他に言葉が見つかりません。ただただ聴き入っていたのみ。
またしてもボックスセットCDラックがパンクする⇒集中的に断捨離をする⇒またしてもボックスセットを買う。もう自分につける薬は存在しない。と言うことで、デイヴィッド・ジンマンのマーラーティクルス。2007年録音のSACDハイブリッド15枚セット。某オークシ…
基本に立ち返ってベートーヴェン。それも聴きやすい演奏をね。その点、このヴァンスカとミネソタ管の演奏は、今の自分の要望にドンピシャなものでありました。
本日の〆はショパンにて。もう相当に眠いのです。寝ます。半ば眠りに落ちながらこれを聴いていたのだけれども、ふと頭の中をよぎったのは「雨音がショパンの調べであったならば、雨の日はあまりにもうるさすぎて、皆発狂するのであろう」という事でありまし…
本日の2Lレーベルラスト。この作品が最も彼岸に持っていかれるのだよな。
2Lレーベルもう1枚。どうやらとんでもないα波が出るようで、これを聴き終えた後に、スコンと眠りに落ちていたのであります。
厳かに、とある12月の夕暮れとともに。
山荘においては、何を聴いてもいい響きをもたらしてくれるのです。従って、その響きの良さを生かしたい音楽を聴きたくなるのも、当然の帰結なのであります。今井美樹 Dialogue -Miki Imai Sings Yuming Classics- (Single Layer SACD) SSMS-027 ※予約商品・2…
ピアソラの持つ情熱ほとばしる季節の描画と、ヴィヴァルディの決して「春」だけの印象では捉えてはならない、その季節を描く熱情とのサンドイッチとで、ここまでエモーショナルな作品に仕立て上げられるものなのかと、再度聴いてみてもやはり感心してしまう…
山荘での朝一クラシック。
山荘の雰囲気に合うのではないかと思って持ち込んだディスク。これが夜の山荘の静けさにふさわしい、ホーリーな要素を通り越し、凄みまで感じさせる雰囲気。この標高1,500mの世界で寒さに震えながらこのような楽曲を聴いていたら、確実に昇天出来ます。ぬく…