音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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ブラームス:交響曲第4番 / ロリン・マゼール, クリーヴランド管弦楽団 (1976/2002 44.1/16)

帰宅後に。

なんとなくしぶとい感覚の疲れが残っていたので、ガツンと来るブラームスが聴きたくなった次第。NASコントローラーである所のアプリをスクロールさせていったら、これと目が合った。自分にとってのクラシック音楽の原点、その一つでもある音源。

ブラームスの様々な録音物を渡り歩いて、またその振り出しに戻ってみると、重厚さは実はさほどではなく、むしろ非常に引き締まった演奏であったのだなと言った印象。録音や演奏が古いことと、間接音の少ない録音であることからも、そのような印象が導き出されたのかもしれない。

ブラームスの交響曲となると馥郁なものをついつい求めてしまう側面が自分にはあるのだけれども、それはいつ自分に備わってしまったものなのかと、振り返ってみるのも決して悪くはないのかもしれない。少なくとも入口は演奏の芳しさからは離れているものであったのだから。

交響曲全集 マゼール&クリーヴランド管弦楽団(3CD)