音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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海雪 / ジェロ (2008)

私は歌唱練習に入りました。これ、いいわぁ。自分の気持ちいいキーにぴったり。久しぶりに80年代歌謡曲を歌うあの楽しさを思い出した気分。俺の原点。

カップリング「東西南北ひとり旅」もこれまたいい。小粒の曲ではあるけれども、なんというか目の前に「真っ当な」冠二郎が立っているような気分になる曲。コブシをころころと回すことにこだわらない姿勢がぴったりはまる。コブシが演歌を枠内にはめ込んでいたという反面教師か。もちろん氷川きよしのような若手(って、もう中堅だよ)が回すコブシにも気持ちよさがあるのは確かだけれども、歌唱面でのブレイクスルーや新発見ではないわけで。

そんな感じで、この人の引き出しは相当なものかもしれない。じっくりと育ててもらったんだろうなぁ。特定の門下生ということでもなさそうなので、作曲家先生の敷居に惑わされることなくとにかく「いい曲」をたくさんあてがって欲しい。

そういえば、ようやくカセットも売れ出したので
ジェロ君人気は、広がる一方になりそう・・・・。

http://d.hatena.ne.jp/Enka/20080306#1204778020
「演歌商店のつぶやき・・」2008.03.06より引用

カセットが売れてきたということは、色物という壁を乗り越えてきたということですな。こりゃ本格的にきますな。カラオケボックスのあちこちのブースから老若男女問わずの歌声でこの曲が聞こえてくる日がきて欲しいなぁ。一時の氷川きよしブームの時のように。そして長く歌い続ける「歌手」になってほしいと切に願う次第。