音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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さすらいのギター / 小山ルミ (1971/2008)

70年代初頭に一瞬だけ現れて去った(?)女性アイドルのベスト盤。『青春歌年鑑』シリーズで表題曲を知って、そのパンチの効いたボーカルとアレンジにノックアウトされて思わす購入。

60年代の空気を微妙に残しつつも、カラーは70年代ヒット曲の味付け。ブンブンと唸るベースに加えて、これでもかと曲を盛り上げるホーンセクション、コロコロ回るドラムと、自分の好きな要素がたっぷりと含まれていて十分に楽しめる。職業作家とベンチャーズサウンドの偉大さをあらためて思い知らされた。これは「手元に置いておいて」適度に楽しめるアルバムだ。小山ルミはもう一枚気になるアルバムがあるので、気が向いたら買ってしまうかもしれない。