友人からブルックナー、カールベームの4番とショルティの7番をもらい受けたのだけれども、ブルックナーは初めて5番を聴いた際に「忍耐の音楽」と言った印象を受けているので、さてどうしたものかと思案しつつもこのディスクを再生。
ところがどっこい。面白いじゃないか、これ。展開も目まぐるしく、かといって仰々しいというものでもなく、でもやはりつかみ所はないと言うブルックナーへの印象は変わらず、なんとも珍妙な感覚にとらわれた次第。それでも「ブルックナーが普通に聴ける」といった事実に驚いている自分がいるわけで。
これはこのところ週末に必ずクラシック音楽を聴く習慣と言いますか、クラシックを利用した現実逃避と言いますか、そう言ったものが身についてきた上での、クラシック脳の開発がどんどん進んでいると言うことの証明でもあるのではないかなどと自画自賛してみたりもして。
クラシック音楽に触れることで、思わぬ所で自分への発見があるので、これはなかなかやめられませんな。週末にはクラシックを。これは、まぁ、肩肘張らない程度に習慣づけてもいいかもしれない。何もディスク丸々1枚を必ず聴く必要もないのだし。