音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Crème de la Crème~Édition spéciale~特別篇 / T-SQUARE (2021 SACD)

本日のチルアウトに、則竹さんディスクを。

人と人との巡り合わせから、想像もしなかった新たな巡り合わせのようなものが生まれるものだと実感した、そのような一日。

よい休日初日になりました。充実した火曜日の午後。

おやすみなさい。

E-SIDE / YOASOBI (2021 Spotify)

「え?今、何て言ったの?」的な歌詞のギミックにまずは耳が向かう。

日本語詞の楽曲に英詞をつけた作品はこれまで様々なミュージシャンによって数多存在するけれども、単純に英詞を乗せるだけではなく、どこか原曲の日本語のフックを思い起こさせるような仕掛けが随所に施されているところがいかにも若手の才能らしく、聴いていて好感が持てた。計算と遊び心のバランス感覚が見事。

そして次に気付かされたのは、そのメロディとトラックの強靱さ。

日本詞で世界が完全に出来上がっているものだとばかり思っていたが、メロディに英詞を当てはめながらも、原曲のイメージは全く崩れることがない。

むしろ英詞を用いることによって、自らが作り出してきたメロディとトラックが「本物」であることを証明するために作られたツールないし主張そのものであるかのように受け止めることが出来た次第。

油断していたけれども、YOASOBIのこのトータルとしてのサウンドメイキングは正真正銘本物であると認めざるを得ませんな。

THE BOOK / YOASOBI (2021 FLAC)

このとてつもない大展開を見せる楽曲たち、その曲の流れについていけないのが加齢の証拠なのか、それともその複雑さこそが魅力なのか。

そのようなことをつらつらと考えながら聴いていた。回数は重ねていないけれども、聴く度に何かしらの発見があるメガポップアルバムだな。

THE BOOK (完全生産限定盤) (アンコールプレス盤)

MOTHER / LUNA SEA (1994 FLAC)

さすがに録音に厚みは見られないが、今のオーディオシステムであれば、ボリュームを上げるとなかなかの爽快感と言いますか満足感が得られますな。

基本的に何を聴いても、鳴らすべきところはしっかりと鳴らしてくれるし、そうでなければ、このシステムを組んでいる意味がないのです。

MOTHER(DVD付)

ドヴォルザーク:交響曲第7番 / ビエロフラーヴェク, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 (2013/2014 FLAC)

ドヴォルザークの第7番って、聴いたことがあったっけ?

いや、多分あるのだとは思うのだけれども。

クラシック音楽に対して、頭の悪い言葉で感想を述べることが全てであるとしている私ではありますが、もうね、一言でね。

「カッコいい…」

ですよ。

押せ押せでくるこの音の波状攻撃、素敵じゃないですか。それでいて民族、土着的なものを感じさせる旋律がまた気分を盛り上げる。

ドヴォルザークはこの洗練されてなさが、実に心地よいのだと瞬間最大風速的に思い至った次第でありますよ。

Dvorak: Complete Symphonies &