音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Listen to Me -1991.7.27-28 幕張メッセ Live (2021年30周年リマスター) / 中森明菜 (2021 96/24)

頭一時間は微睡みながら聴いておりました。

目が覚めてからはダルダルと聴いておりました。

そのような頭を抱えながら、中森明菜の楽曲が持つ多面性についてボンヤリと考えていたりいなかったり。

Listen to Me -1991.7.27-28 幕張メッセ Live(2021年30周年リマスター)【三方背BOXデラックス・エディション(2CD+DVD)】

ニウロマンティック ~ロマン神経症~ / 高橋幸宏 (1981/2021 96/24)

半ばボンヤリとした気分でこれを聴いていたが、そのボンヤリとした気分に輪郭を与えるようなサウンドメイキングが魅力的な1981年作品。

オリジナルを聴いたことがなかったので比較はできないけれども、砂原良徳のリマスタワークと言うこともあってか、楽器による音のグラデーション、レイヤーが明確に伝わってくる。

その音の積み重なりと、この当時のYMOも含め、高橋幸宏が目指していた音楽のソリッドさとロマンティックさが程よくブレンドされて、実に大人向けのソフトロックサウンドが出来上がっているのではないかと。

心地よく耳に入り、そして離れていく作品。

ニウロマンティック~ロマン神経症~ (CD) (特典なし)

西遊記 〜シン・ミックス〜 / ゴダイゴ (2021 88.2/24)

鮮烈な音。

リマスタ&リミックス&ハイレゾ化によって、1978年のサウンドが背筋の伸びた音に生まれ変わっている。元々が風化に強い音源だとは思っていたけれども、まさかここまで装いも新たに、フレッシュな息吹すら感じさせる音になるとはね。

もちろんこれは「この当時」の音ではないことは重々承知の上。それでも現代の技術を駆使して、この当時のバンドの凄みを21世紀の今に見せつける、その全てを見せる音作りになっていることに対しては、諸手を挙げて喜んでよいのではないかと。

とにもかくにも格好いいわけですよ。見違えてしまうわけですよ。

西遊記〜シン・ミックス〜