2005-09-03から1日間の記事一覧
一瞬の判断だけで持ち出したCDの中に、宇多田ヒカルが入っていたことが、ある意味において原始的な思考にあった朝を象徴しているのかもしれない。5時間ほど揺られ、道路沿いの圧迫感と密度が増してきた頃に聴きだす宇多田は、傾いた土曜日の太陽と体に伝令が…
意識の遥かに遠く向こう側に聞こえていたような聞こえていないような。
シンク前に椅子を置いて突っ伏す。2時間だけベッド。朝9時、再び降り立った世界は自分の頭の中にて質量を最大限にまで増し、残されたわずかな隙間において、11時発高速バスまでのプログラムを組み上げる。ただひたすら、廃人としての生き様をさらけ出す一日。