音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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揺ラシツヅケル / COWPERS (2000)

不確かな記憶によるとCOWPERSが解散する前に購入しているので、おそらくほぼリアルタイムで聴いているはず。bloodthirsty butchersとかcoaltar of the deepersといったメロディの効いているギターサウンドを期待していたので、この期待はずれとも言える無表情さとのつき合い方がわからずに今まで来てしまっていた感がある。

たまたまiTunesをめくっていたら遭遇したアルバムだったけれども、少し音を絞り気味にして聴いてみると、なんとエッジの立ったギターであることよ!ザクザクと切り込むような音数の少なめなギターに、無愛想なボーカルが乗る。今あらためて聴いてみると、たった2枚のアルバムを残して解散してしまったことが惜しまれるバンドだったと思わされた。これからも思い出した頃に聴くようにします。名盤は自分が持っているカタログの中から掘り出されることもある。時間を経て。

Marron / 林田健司 (1996)

当時のSMAP景気にあやかってか、SMAPで起用していたアメリカのミュージシャンを大々的に招いて作られたアルバム。音的にもメロディも充実しているのだけれども、いかんせんボーカルの魅力が弱いので微妙に三枚目に落ち着いてしまっている。そこがいかにも林田健司らしくてよいのだけれども。

Black Radio / Robert Glasper (2012)

最初に聴いたときにはトゥーマッチジャジーとも感じられたのだけれども、アルコールを摂りながらボリュームを絞って聴いてみる分には、それなりにブレイクビーツも入って渋い雰囲気のソウルアルバムのようにも感じられる。聴き流してもいいし、聴きほれてもいいし、これは使えるアルバムだ。