そういえばゴスペラーズに関しては、デビュー当時からテレビでは見かけていたのだよね。タワーレコードのジングル絡みで、TK MUSIC CLAMPだったかな。ほんと、立派になって…。
ディスコグラフィを見るたびに「レコード会社の粘り勝ちだよな」と思いつつ、近年の変にバラードじみたゴスペラーズよりも、下積み時代のニューミュージック崩れのサウンドをバックにしたゴスペラーズの方が、ソロボーカルを取らせたときにあからさまになるゴスならではの野暮ったさが、実はいい具合に聴きやすさ(とっつきやすさ)につながって、気持ちよいように感じるのは、単に自分が年寄りになっているからだけなのかな?
ということで、ベスト盤で聴くくらいが「はずれ」部分が削ぎ落とされて丁度いいゴスペラーズのベスト盤なぞを聴くわけで。
しかし、恐ろしく音のよいアルバムでございます。