胸を締めつけるようなメロディと、フレキシブルなアレンジ。こういうバンドが第一線にいる以上、「柳の下の二番煎じ」という俺的レッテルが有効になっているバンドの存在価値がわからない。
もはや、ニッチなバンドというのは「売れているバンドを好きであることを公言する自分が恥ずかしい」人に向けて作られているとしか思えない。「スペシャリストよりもジェネラリスト」という風潮は日本の悪しきスタイルだという説も理解できるけれども、少なくともバンド世界ではジェネラリストの素晴らしさをまずは認めてもいいんじゃないかな。(もちろん、スペシャリスト中のスペシャリストの存在は良い意味でのアンタッチャブルとして。)