音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Listen To The Music 2 / 槇原敬之 (2005)

シリーズ一作目と比較して、音の処理にえらく気を遣っている印象。最初の3曲なんか、てっきり生ベースだと思ったもの。

余計な音を鳴らさず、ウォームに作り上げているあたりで、このシリーズではシンプルな歌物に徹している感が強い。初めて聴いたときには槇原色がやけに薄いと感じられた「traveling」*1も、音の割り方が完全に槇原の世界。槇原敬之の特色だった縦方向の生真面目さ(クオンタイズの厳格性というか)さえあれば、そこにこのボーカルを乗せた時点でどんな曲も槇原色になってしまうということで。

「ヨイトマケの唄」「ファイト!」「ごはんができたよ」のコンボで泣かない道理はないだろう。今日もまた歌いながらボロボロ泣いた。独り暮らしならば、気兼ねなく泣ける。

*1:Webでの試聴なんてものは、それが限界なんだ