音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

++YEBISU 06 NEW YEAR'S PARTY++

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  • Scoobie Do

一番期待していなかったんだけど、アクトを見たアーティストの中では一番の意外性の高さだった。セールス的には煮え切らないところで時間を費やしているように思ったけれども、ライブでの客のあおり方はなかなかだった。演奏が終わる頃には、フロア後方のまったり組にも笑顔があったし。そつない演奏の上手さが光った感じ。

  • GAGLE

正直、こういったジャンルでのライブというのは自分との相性はいまいちなのかなと思ったのが、以前、氏と行ったMURO系ライブでの印象だったのだけれども、変にハードコアでもなく変にピースフルでもなく、踊らせるためにある素直なヒップホップという感で楽しめた。30分という長さがちょうどよかったかな。

  • Jazztronik

この辺で客がが一気に増えてきましたな。

アクトそのもののイントロとしての1曲目の緩さに、初めはどうなることかとおもったけれども、名実を裏切らない身体への心地よさが素敵だった。どの曲も(ほぼ)知らない曲だったけれども、曲の構成上で身体が期待する反応に対して、必ず答えが帰ってくる感覚が楽しかった。演奏中に酒が欲しくなったので一度退出したけれども、ドリンク待ちのBGMでも、モニターからのリズムに反応が止まらなかった。

  • PE’Z

さて、困った。最初から何かが自分の求めているものとは違っているという違和感。が、途中で頭に豆電球がひらめいてすっきり。その瞬間、氏に呼びかけて、ルームに退出。最後まで聴き通す気にはなれなかった。

ま、これまで何枚か聴いてきたCDでの相性のいまいち感の答えが分かっただけでもよかったのかも。

メロが立つわけでもなく、演奏がずば抜けて上手いわけでもなく、ただ、楽曲の性質上、ライブでむやみめたらにアッパーに持っていくために有利な曲とキャラがそろってるんだな、といった感。早い話が、ちんどん屋さんなのだ。なんだか良く分からないけれども気分を高揚させるあの感じ。なるほど、客があれだけ盛り上がるのだと分かった次第。

氏が、なんかもっとすっきりと片付けられる一言を言っていたはずなのだが、記憶からとんでいる。たぶん二三日中には記述があるはず。全日本のPE'Zファンを敵に回すような一言だったような。

  • SOIL&"PIMP"SESSIONS

で、PE'Zに対してこちらは圧倒的なテンション。曲の構成という本筋で圧倒的な勝利といいますか。とにかく、こちらに考える隙を与えない曲展開のめまぐるしさでおされまくる。決して緻密ではないのだけれども、息継ぐ隙を与えない「痛快さ」がナイス。曲を立てるためのバンマスがアイコンとして存在することが、PE'Zとの違いなのかもしれない。PE'Zは曲が分からないとノレない「自習要求型」のライブアクトで、SOIL&"PIMP"SESSIONSは必要とされるその瞬間に温度を与える「湯沸し器型」のライブアクトなんでしょう。

時間的にもそうとうへばってきたところだったけど、会場の熱が最も高かった一瞬だったのでは。

  • オーガナイズ

あの狭い通路の照明を切るのはやばい。そんな中での床に敷かれたビニールシートはあまりにも適当な敷きぷっりで波を打ち、それに何度も足元を取られるは、客の入れ替えで混乱は起きるは、狭い通路に座り込む人が流れを妨げるは、そういう意味では、いつどういう事故が起きてもおかしくない状況だった。

あれが3年連続で続けられていたと言うのであれば、オーガナイザーの危機意識は激しく低いと言い切れる。年齢制限のチェックだけでは、何もクリアされないのだ。