金曜日、這々の体で新幹線の改札から出てきた足でそのまま同フロアの書店に吸い寄せられ、どうしてもナンセンスなものが読みたかったらしくついつい買ってしまった一冊。
以前にも舞城作品は一作読んでいるのだけれど、それが自分の波とは全くはまらなかったはずなのに、どうして今回手に取ってしまったのかは、そればかりは第六感みたいなものによるものなんだろうなーと(だって、以前読んだものがどの作品だったのかすら記憶に残っていない)。
これは推理小説でも何でもなく、とにかく頭の中にあるものをそのままプリントアウトしていった(ルンババが燃やした紙をそのまま書いたんだろうなー)という勢いと軽さがたまらない。頭が相当に糖分を欲しがっていたのだなと実感した次第。
ゲラゲラ笑いながらトータル2時間もしないくらいで読了。病院の待合室で読んでいるときは相当につらかったけれども、笑顔を隠さずに「今、面白いギャグだったんだから仕方ないじゃないか」と思いながら読むくらいの厚顔さは身につけました。
物を考えるために本を読むということは、今の自分には出来ない。