音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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つきのふね / 森絵都 (1998/2005)

まだ読み終わってないけれども。

『ずるいよ、なんか自分だけ不幸みたいで。梨利は人より大変な性分に生まれついたと思ってんのかもしんないけどさ、自分の弱さを怖がってんのかもしんないけど、でもほんとはみんな一緒じゃん。だれだって自分の中になんか怖いもんがあって、それでもなんとかやってるんじゃないのかよ』(文庫版p.144)

「どんなに落ち込んだって、人はいつまでも植物のようではいられない。流れる時間やまわりの人たちがそれを許さない」(文庫版p.149)

来週もとりあえず生き延びよう。すり傷だらけになっても。時に、なかなかふさがらない切り傷が出来たとしても。