今週片付けた一冊。これは完全に児童書、というか、主人公の年齢が対象。個人的にはもっともっと突っ込んでパーカッションの花火の色を描ききって欲しかった感有り。それが小道具で終わってしまっているからか、本筋であるものがサイドストーリーとなり、どこかで見たようなカトゥーンストーリーになってしまう。もちろん、吹奏楽の中でも最も地味で最も特徴あるパーカッションという存在に目を向けてくれたことは嬉しく思うのだけれども…。
吹奏楽を舞台にした児童小説なら『楽隊のうさぎ (新潮文庫)』の方が真剣かな?いや、その、エンタテインメント小説としては、さくっと読み切れるし、それこそマンガのようなストーリーのコマ割を楽しむ小説なのだろうとおも受けれでも(でも続編は積ん読リストに入ってしまっている…)。
ん?この本が今になってようやく文庫化と言うことは『DIVE!!』の文庫化はあと2年は待たないといけないとか?orz