音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

Keiichi Suzuki sings MOONRIDERS / Moonriders (1994)

ぬがっ。国内業者が「良い」レベルで5800円の値をつけている!>amazonマーケットプレイス(今日現在)

かといっておいそれと売り飛ばせるアルバムじゃねぇんだよ。単なるベスト盤なはずが、この時期のムーンライダーズをポップバンドとして聞き流したい時にはやたらと重宝するコンパイルになっているので手放せず。

先月の「平成18年度上期棚卸しカラオケ大会」で「ダイナマイトとクールガイ」を歌ったのだけれども、しっかりとついてきてくれた妹たちを愛し続けないはずがない。しかもこの曲が好きだというじゃないか。普段は辛口なくせに。

それだけの引力を持っている曲を作る人たちなんだけれどもなぁ。んー。

正直な思いとして、鈴木慶一による濃い目なセルフライナーとマニア向けな新録以外には大した価値はないので、このアルバムが5800円もしてはいけない(せめて2000円)。2000円台で見つけたら買ってください、是非。80年代〜90年代にあった世の中の勢いと、同時に、確実に隅っこにうずくまっていた哀しさとが同居している、いい集合体だから。