2012-01-23 横道世之介 / 吉田修一 (2009) 大学進学と同時に東京へと出てきた大学生の一年間を描く。主人公が主人公としてあるわけではなく、主人公をとりまく人間の群像を書き上げた作品と言えるかも。吉田修一作品にしてはどこか飄々とした作風で改めてこの人のテリトリーの広さを感じさせられた。