音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

Rain or Shine / 高野寛 (1996)

ヒット曲を作るという命題からも解放されて、最も脂の乗った時期の高野寛。とにかく活きがいい。大人の香りを漂わせるチューンから、イノセント、でも子どもになりすぎてないチューンまで、それまでの全キャリアを総括しているかのような自由度。僕にとっての高野寛はこのアルバムと『Timeless Piece』があればそれでいい。

基本的にこの人はプロデューサー気質なんだと思う。自分の作品では物事を深く考えすぎてしまうか力を抜きすぎてしまうかの両極端になりがちな人なんだよな。