音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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有頂天家族 / 森見登美彦 (2007)

森見登美彦の作品を読むと「そうだ、京都、行こう」という気にさせられる。今作は平成狸合戦ぽんぽこの人間抜きといった味わい。狸の家族、一族、天狗という発想に、この人ならではの和風ファンタジーの味わいがあっていい。節回しにも独特のリズムがあって楽しいのだよね。