「聴き込みが浅い」などと思っていたけれども、実はメロディが結構身体に浸透していることが判明。何だかんだ言って聴いているのね。
で、なんとなく引っ張り出して聴いてみたら、これがどこまでもメセニー節の応酬。結局この人は何をやっても自分色に染め上げてしまう人なのだな。そういう意味では、どれを聴いても同じだ、と陰口を叩かれそうだけれども、この人ならではの個性の中に普遍性が含まれているという点で、希有なアーティストなのだろう。うん、いいアルバムだ。三次元的に世界が広がるとまでは言わないけれども、少なくとも、どこまでも続いて行く平面のような世界観。