Heaven Or Las Vegas / Cocteau Twins (1990/2007)

あれ？

コクトーズのこのアルバムって、ここまで美しかったっけ。テレビ石の結晶を万華鏡に放り込んで、からからくるくると回してはトリップしていくような天上の世界。

いや、本当に突然、音の全てが耳に入ってきて、ずっと捉えて離さなかった。純粋な飽和があるならば、それがまさしくこれじゃないかと。

おかしい。今まで何度も聴いてきたアルバムのはずなのに。いや、危険ドラッグとかやってないよ。ほんの少しアルコールが入っているだけ。それにしても目眩うばかりの煌びやかさ。これまでの僕は一体何を聴いていたんだろう。