音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

Beethoven Complete String Quartets / Tokyo String Quartet (2014) SACD

Disc7を再生。58分。「Quartet no.13 in B-flat major」の間に「Grosse Fuge」が入るという不思議な構成。何かの意図があるのだろうけれども、調べるのはまたそのうちにして。

ということで、これまでのディスクの中で最も動的な作品。動静の動きが大きく、しかもこれまで聴いてきた曲に比べて、その場面転換の間隔が極端に短い。こういった次々に曲調が変わっていく曲って、大好きなんだわ。今まで聴いてきたディスクの中で一番好み。これもDSDレコーディング。録音もよし、曲調も好み。こういうものに当たると、自然と顔がほころんでしまいますな。

それにしても残りディスク1枚。ここまで、随分と躍動感あふれる楽曲群が耳についた全集なのだけれども、それは単に、ユルい曲を自分の耳が無視していただけの話かしら。それともユルい曲をユルい曲として認識せず、頭の中ではしっかりと楽曲として処理していたということなのかしら。いずれにせよ、ベートーベンの看板は伊達ではないということなのかしら。