NHKでの『VISITORS』特集を見た後に速攻で再生。このアルバムの構成物質が何であるのかということが、これまでは歌詞の一片からしか受け取ることが出来なかったのだが、音楽の微細な部分まで分け入って分析されることによって、瑞々しくこのアルバムが生まれ変わって自分の耳に入り込むようになった。こんなにも情報量が多く、こんなにも気づかない点が多いアルバムだったとは。ビートだけでわかったつもりになっていたよ。そして、今後このアルバムに接する時には、このアルバムの何が「良」で、何が「難」なのかを考えなくてはならないということを課せられたな、とも思った瞬間でもあった。1974年生まれの東京ボーイが、1984年のN.Y.に思いを寄せて。