音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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I could be free / 原田知世 (1997 FLAC)

本日の朝一に。

昨日は本来であれば紀尾井ホールでのエベーヌ弦楽四重奏のコンサートを見るはずだったのだが、類い希なる絶望的な体調不良にて泣く泣く断念。せっかくの3列目のチケットが無駄になってしまった。

そのようなことを引きずっての朝。昨日の体調不良はどこへ行ったのか、ごくごく普通のダルい朝。気分は最悪、体調は普通。

I could be free

LIFE -source of energy / Fried Pride (2012 FLAC)

霧雨のような空模様の下、少し外出をして帰宅後にこれを。

前半はグッタリと疲れていたのだけれども、後半になってようやく「部屋を片付けなくては」と言う義務感から身体を動かし始めましたよ。

このアルバムを聴くのは相当に久しぶり。最近、またFried Prideを再生させることが増えてきたような気がする。自分の中にも流行のサイクルや波があるのだろうな。

ライフ

Come Away With Me (Remastered 2022) / Norah Jones (2002/2022 SHM SA-CD)

結局SHM SA-CD盤も購入してしまいました。

先日購入した96/24版とあえて比較する必要はなく。DSDにはDSDの、PCMにはPCMの魅力があるわけです。

音楽の中身については、もうこれ以上何も語れません。聴けば聴くほどに身体に染みこんでくる演奏とボーカル。

20年前ではまだよく理解し切れていなかった領域が、ようやくこの歳になってすんなりと受け入れられるようになってきたと、取りあえずはそれだけをコメントしておこうかと。

ノラ・ジョーンズ (限定盤)(SUPER AUDIO CD)(特典:なし)

Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios / 宇多田ヒカル (2022 96/24)

先週から再生回数を重ねているアルバム。宇多田ヒカルスタジオライヴアルバム。

オーディオ的には音の定位と音場感がとにかく素晴らしい。重ねられている楽器の数が少ないために見通しも良く、宇多田ヒカルのボーカルも一層のリアリティを持って迫ってくる、これは逸品と言っても良いほどのハイクオリティ。

イヤホンで聴いてもスピーカーで聴いても、それぞれの特徴の良いところを引き出してくれる音源でもある。

音楽的には、最新オリジナルアルバムにおいて極北にまで達した宇多田ヒカルが、ここではその極北感を保ったままで、さらに有機的な体温をレイヤーとして重ね合わせ、人間としての宇多田ヒカルがそこにいたことを思い出させてくれる雰囲気をまとっている。

表現者としての「クール・ビューティ」さに磨きがかかって、もう寄せ付けるものが何もない世界からさらに自分だけの階段を大きく駆け上がってしまったことを宣言しているかのよう。

様々な角度から見て、これは「極みの逸品」でありますよ。

Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios 【96/24】