音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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26 / DIMENSION (2013)

本日の朝一はフュージョンにて。

DIMENSIONと僕との相性がかなり良くなっているのを感じつつある。このスピード感と緊張感が、僕が日本のフュージョンに求めるものなのだよね。ベテランバンドが老成しつつあるのに対して、DIMENSIONはまだまだ音に若さ、フレッシュネスがあり、聴いていて爽快感に包まれる。

本作で聴ける楽曲は決してメロディアスとは言い切れないけれども、それでも十分に楽しめる。メロディアスな部分はバラード曲に譲る、と言ったところか。

やはり、何となくピンと来ていた予感めいたものは、ハズレではなかったのだな。近年のDIMENSIONの音作りは、非常に僕好みだ。

IN A LIFE TIME / GRAPEVINE (2015)

CD盤を再生。うん、CDで聴いてもいいライブアルバムだわ。元々が自分にとっての名盤であって、かつ、オリジナルに非常に忠実に演奏しているので、聴いていて違和感も覚えない。Blu-rayでライブ映像を楽しんでもよし、CDで音源だけを楽しんでもよし、自分にとってはおいしいことだらけのパッケージですな。

Milestone / indigo jam unit (2013)

唐突に「そういえば借りたはいいが全然聴いていないな」作品鑑賞会開始。

で、この作品。うーん。初見の時に書いた感想とあまり変わらないな。書き加えるとしたら「図太くなったquasimode」といった印象か。必要最小限の楽器だけで演奏をこなしているという野心はよろしいのだけれども、楽曲としての冒険感を得ることが出来なかった、とでもいいますか。

残念ながら、これは2軍キープですな。

Mehliana: Taming the Dragon / Brad Mehldau & Mark Guiliana (2014) Hi-Res

拷問音楽シリーズ第3弾。

スピーカーで聴き始めたけれども、どうもヘッドホンの方が相性がよさそうだと判断して、ヘッドホンにて再生。やっていることは奇抜なのだけれども、音楽としては成立しているので、それほど奇天烈なものを聴いている気はしない。いや、確かに奇作といえば奇作なのだが、それはBrad Mehldauというくくりで見るからして奇作に聞こえるのである。

それよりも気になったのは、この作品のビットレートは44.1/24ということ。これで十二分にハイレゾ感は味わえる。音源に応じてビットレートを選択するのは洋楽では普通のことなのだけれども、どうも日本市場は96/24でないとハイレゾではない的な、右向け右な姿勢があって何かしっくりこないものがある。先日聴いたBUCK-TICKの「惡の華」だって、96/24でなく、44.1/24だったら、もっとエネルギーのある、それこそハイレゾだ!という音質になっただろうと思われるだけに、余計にハイレゾとはなんぞや?という疑問を抱いてしまう。洋物ハイレゾを聴く機会があると、余計に日本のハイレゾ市場は何か特殊だなぁ…と思わざるを得ないわけであって。