音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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殺シノ調ベ 〜This is NOT Greatest Hits〜 / BUCK-TICK (1992/2015 ハイレゾ 96/24)

通勤の復路に。

このアルバムの面白いところは、既存の楽曲をリアレンジして、1枚のアルバムとしてコンセプチュアルにまとめたところにあると思っているのだよね。だから楽曲単体が独立して存在している普通のアルバムではなく、絵巻として流れていくような快感を味わうことが出来る。よくぞ自分たちの持ち歌だけでここまでしっかりとした絵巻物を構築出来たと感心することしきりですよ。それでいてこのバンド特有のポップネスは絶対に捨てないという潔さも素晴らしい。本当に好きなアルバムです。

Give It Up / Bonnie Raitt (1972/2002 CD-DA)

Apple Musicで聴いて「あれ?これ、いいんじゃないですか?」と思い、Amazonで調べてたらマーケットプレイスで700円ちょいで出ていたので輸入購入した次第。

カントリーミュージックと言うには、ちょっとにぎやかなパーティー風味なのだけれども、もしかしたらアメリカ人にとってカントリーというのは、それほどまでに密着している土着音楽の一種なのではないかな?などと思ってみたり。気軽に聴ける音楽としてそこにある、といった風なのだよね。Mark Knopflerがイギリス人なのにカントリーに傾倒するというのは、きっとそういうことなのではないか、などとも思ってみたり。

肝心の中身はと言うと、ちょっと楽器がにぎやか過ぎるかな?とも思ったけれども、心がささくれ立っている平日ではなく休日の夜辺りに聴けば、きっともっと盛り上がって聴けるだろうと思った次第。パーティナイト用ですよ、これは。Mark Knopflerを聴いて「カントリー」だと思っていたけれども、もっともっとカントリーは敷居が低い。