思えば青春歌年鑑シリーズにはまったのは00年のことなわけだけれども、あれから早4年、自分もそれなりに成長したものだと思えるのは、知らない曲があったとしても雰囲気をひっくるめて問題なく聴けるということ。こういうのはセレクションとして収集するのではなく、丸々コレクションとして収集するのがやっぱり正しいのだな。いくらデッドストックが多くなるとはいっても、「いつかの発見」の魅力には代え難いものがあるわけで。
ということで野口五郎の聴いたことのない曲が流れていたのだが、これはこれで、「なよ男風ボーカル路線はこの後、福山雅治まで連綿とリレーされているのだな」とか下らないことを考える喜びになるわけで。
まぁ、もっともエキサイトできるのは、色んな曲で味わえるドラムの使い方なんだが。オケを含めて「曲を歌う」という考え方が当然だった時代のアレンジ・演奏が聴いていて安らぐのだ。古い男ですから。