音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

BLUE MOON BLUE / 高橋幸宏 (2006)

レンタル帰り(=仕事帰り)の電車の中でライナーを見ながら「んー、高橋幸宏とTOM COYNEの組み合わせって、ちょっと、これ、ヤバいんじゃない?」と思っていたら…。

再生し始めた最初の30秒で「ヘッドホン!」と叫んで、今、ヘッドホンにて満喫中。なるほど、音の粒にこだわるミュージシャンが依頼するエンジニアだけあります>TOM COYNE

神経症的なまでにほぐされた音の中に、例の高橋幸宏のボーカルが乗るわけで、相乗効果で哀しさがくるわけですな。もちろん、そこまで大げさに考えなくとも、自分が生活している環境がいかに直線に引かれた線の中にあるかということを認識させられるといいますか。

ああ、揺らぎがないはずの音の中にある、音が鳴っている以上は進まざるを得ない瞬時の時間軸の揺らぎの矛盾のなんたることか!

とか、なんだかよくわからないんだけど、とにかく叫んでみたい心持ちの中で大げさに叫んでみてもいいと思う。まだ若いし。