寄る辺なく。このまま静かに終わっていったならば、それはそれで幸せなのかもしれない。それでもまた朝が来てしまうことへの、無力なまでの、断ち切る強さを持ち得ないままに今に至ってしまった。見誤った点、その足跡は、戻ろうと願えばまだそこに残っているのだろうか。わからない。わからないままに静かに終わっていくことを望む。唯一、ただずっと持ち続けている望み。
寄る辺なく。このまま静かに終わっていったならば、それはそれで幸せなのかもしれない。それでもまた朝が来てしまうことへの、無力なまでの、断ち切る強さを持ち得ないままに今に至ってしまった。見誤った点、その足跡は、戻ろうと願えばまだそこに残っているのだろうか。わからない。わからないままに静かに終わっていくことを望む。唯一、ただずっと持ち続けている望み。