老人介護施設に生まれて初めて足を運ぶ。突然降って湧いて出た家庭内介護問題を順次片付けるべくサービスに関する説明を受けるために。
張りを失った老人の一日は極端に長い、そして唐突なまでに早い。手遅れにならないうちに一日でも早く、それを食い止めるために。
かくいう自分はやはり疲れている。ここ半年分の疲れの氷塊が徐々に溶け出しているかのように昼間に横になる時間が増えた。そして少しずつ心身ともに緩く片付いていく自分を実感する。今年半分は必要か。そういう年もあるんだろう
ま、でも83歳女性の垂れ下がる乳房を見る経験をするとは思わなかったがな。