CDラックを眺めていたら、たまたま目が合ったので。そういえばしばらく聴いていないなぁ、などと。
このアルバムは寡作隊の楽曲がえらく美しい&かっこいい作品で、安藤さんや和泉さんの曲を完全に食ってしまっているのが特徴。tr.1の則竹さんの曲はえらく勇ましく、tr.2の須藤さんの曲はとにかくメロウ。そしてtr.6の本田さんはいつもの本田節でプレイヤーいじめを行う。本当にこの3曲のためだけにあると言っても過言ではない1枚。
発売当時聴いた時は「えらく地味な作品だな、こりゃ」と思ったものだが、今聴いていると、この寡作隊の楽曲がアクセントになっていて、結果として標準的なT-SQUARE作品になっているのだということがよく分かる。山椒は小粒でもぴりりと辛いよ。